バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

知らなかった街の知らなかったメイドカフェが、とても楽しい！大山「Cute and」

メイドカフェ探訪記

【2022年2月】
2月某日の平日、お仕事お休みデー。
その日は、とある予定が入っていました。

それは、マキエマキさんの個展。
昭和のエロスをテーマに、ご自身を被写体にして写真を撮られている写真家さん。
この方が、板橋のギャラリーカフェ　百日紅で個展を開かれるというので、混み合わないであろう平日、ご本人が在廊なさるタイミングを狙って行こう！と思ってたのでした。

会場の百日紅は、アットホームで落ち着いた雰囲気。
じっくりと作品を鑑賞し、マキエさん本人ともお話し出来て、楽しく満ち足りた時間を過ごすことが出来ました。

で。
実は、個展に行く前、別のお店に行っておりました。
（2軒行っていて、1軒はいつものハニハニ秋葉原。そして更に新規のお店に1軒行ってて、今回はそのお店の話。）

というのも、百日紅がある板橋という土地は、普段私がほぼ足を運ぶ事が無い場所。
どうせ行くのならば、他にもどこか行ける所はないか？と調べてみたのです。
すると。
なんと！板橋にもメイドカフェがあるのね！！

それは「Cute and」というお店。
最寄り駅は東武東上線の大山駅。
大山に？メイドカフェ？
（行ったことはないけど、友人が昔住んでいたので、住宅街という事は知ってる）

こちら、Googleマップによれば、百日紅との距離はちょっとしたお散歩程度。
だったら、個展の前にちょこっと行ってみようかな･･･と、大山駅へ向かいます。

駅の出口を出て、踏切を渡り、賑やかな商店街を歩くことしばらく。
道に看板が出ていました。分かりやすい。

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邪魔にならないようにそっと置いてある控えめさが好き。


建物の脇から階段を上がります。
お店は2階なので階段でも辛くない（笑）
（あっいや、他のお店の階段が辛いなんて事はないですけどね？4Fまでいつも元気に駆け上がってます！）

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階段の先、お店の入り口はガラス張りでとても入りやすい雰囲気。
そして自動ドアでした。何気に珍しくない？

入るとすぐ、明るい出迎えの声が。
入り口には消毒用アルコールが置かれ、手を消毒した後に検温も行います。
店内には空気清浄機も置かれ、感染対策に気を遣っている様子が伺えます。

お店は2Fで、窓が多くて店内はとても明るい！
今回は、カウンターの一番奥の席に案内されました。

この日いらしたのは、れんちゃん。
ピンクっぽい髪色と可愛らしい雰囲気が、これぞメイドさん！という感じの方でした。

 


こちらは、1時間550円のチャージ+ワンドリンク制。
また、「まん延防止等重点措置」の関係で、現在アルコールメニューの提供はしていないとの事でした。

ここに来る前に行ってきたハニハニ（のワッフル）で、お腹は満たされていたので、アップルティーをオーダー。
ポットで提供されるのが嬉しい。
(リーフで淹れているのかティーバッグなのか分からないけど、茶葉が取り出されているので、濃くなるのを気にしなくて良いのが、気が利いてるな〜と思いました）
そして、ドリンクを頼むと、コースターを頂けるそうですが。これが何と手描き！！！
サンリオのキャラクターのイラストがめちゃくちゃ可愛い！
名前と日付も入れてもらえます。なんという素敵な特典･･･。

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　こちらを頂きました。手描きってね！すごいでしょ可愛いでしょ？？


それからお茶を飲みながらのんびり過ごすのですが。
れんちゃんのトーク力が素晴らしい。めちゃくちゃお話ししやすい！
適度に質問を投げてくれて、ご自分の話も楽しくしてくれる、そのバランス感覚が素晴らしくてね･･･。
ホスピタリティクラスタ（=おもてなし大好きおばさん）の心がめちゃくちゃ満たされます。

すごく楽しく話せたから、折角なのでキャスドリ入れられるか伺ったんですけども。
なんとびっくり、キャスドリは、客用のドリンクメニューと同額なんですって！
これはすごい！！！そして有り難い！

途中、話の流れで、お隣にいらしたお客さまに声を掛けて、お話を伺ったんですが。
コンカフェお好きな方、それもまさかのハニハニガチ勢（ポイントカード100枚越え！）の方でした。
それなのに「いや僕なんて全然まだまだ、もっとすごい人がいるので」と謙虚な仰りよう。格好いいな！
お兄さん、一杯話し掛けてごめんなさい。でもお話し聞けて楽しかったです。

あと、れんちゃんにはチェキもお願いしました。ツーショでね！
（自然光がたっぷり入るので、チェキも盛れて大変素晴らしい。）
れんちゃんはお絵かきもお上手で、軽快におしゃべりをしつつ、女子力たっぷりのチェキがあっという間に完成。
ありがとう、宝物がまた増えました。

そんなこんなであっという間に1時間が経過。お会計をしてもらいます。
帰り際、ポイントカードを頂きました。これは仮カード的な物で、1回の来店で1ポイント、3ポイント溜めると本カードに昇格！するそうです。
ちなみにこのカードは、2回目の訪問でチェキがサービス、3回目の訪問ではドリンクが1杯サービスされるそうです。気前が良いサービスぶり。

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そして帰り際。れんちゃんが見送って下さるんですけど。
その時ね、れんちゃん、「さようなら！」って仰ったの！
「ありがとうございました」とか「行ってらっしゃいませ」というのがメイドカフェの送り出しの挨拶のスタンダードですが、「さようなら」って、親しみがあって新鮮で、すごく可愛いなと。
お見送りまで心に刺さったのでした。

ああ楽しかったなぁ･･･
正直な所、「時間が空いているからちょっと行ってみようかな」位の、軽い気持ちだったんですけども。
こんなに楽しくて、後ろ髪引かれるような気持ちになるとは思ってなかった！

嬉しくて、家に帰ってから娘に「こういうお店に行って、これこれでね、こんなでね！」と自慢したんですが。
そしたら娘が一言、「へぇ〜秋葉原にはない感じのお店だね」と言ってね。
それと同じ事が正にお店のTwitterのプロフ欄に書いてあったわ。

twitter.com


あんなに多種多様なお店がある秋葉原。
しかし、「Cute and」には、アキバにはない不思議な寛ぎ感がありました。
いやー侮れないわ大山･･･。

更にもう一つ。
家で記事を書いて改めて今日もらったポイントカードを見たら。
裏に、メッセージが！！！

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いつの間に！！！全然気付かなかったよー！
ああ･･･。更にダメ押しで心を鷲掴みされた次第でした。

【今日の総括】
意外な所に意外なお店があって思った以上にすごく楽しかった、という素敵な体験が出来た！！メイドカフェ好きの醍醐味を味わえた気分。

春まだ浅き東京で、思いがけない優しさに触れた話

雑感いろいろ

気づけば今年初めてのブログ記事だったわ･･･。
ちょっと珍しい体験をしたので、その時の事を書こうと思います。

 

【2022年2月】
その日、私は電車で某所に向かうところだった。
発車メロディが鳴る中、電車に乗り込み、ふう間に合ったわー、と一息つく。


その一息も吐ききらぬかの瞬間に。
目の前の座席にいた女性（私よりやや年下の感じ）が、はじかれたように立ち上がり、
「あっどうぞ!座って下さい！」
と、私に席を譲ってくださったのだ。


へ？？なんで？？


私は、別に自分を若いと思ってる訳ではないが、かといって席を譲られるほどのヨボヨボでもない（多分）。
そして、電車に乗るのに少し急いだけども、そこまでヨレヨレでもない（多分）。


突然のことにどぎまぎしつつ、「いや別にあの、今、体調悪いとかはないので･･･」とご遠慮申し上げたのだが。
女性は重ねて「いやでも、不安定な感じだから、どうぞ！」と仰る。
そしてそのまま、彼女は近くの席にいた、お連れの方の所にサッと行ってしまわれた。


こういう時、余りに頑なでいるのもよろしくないので、「じゃあ遠慮なく。ありがとうございます」と座ったんだけども。
何とも釈然としない気持ちではある。


「不安定」って･･･なぁ･･･。
そんなにヤバそうな様子に見えてしまったのかしら私･･･と若干凹みつつ、電車に揺られることしばし。
ハッと思い当たった。


「不安定」というのは、
「私の見た目が不安定」ではなく、
「電車が不安定」と、いうことではないか？？


ひょっとしてこれは･･･もしかして･･･
高齢妊婦に、間違われたのでは、なかろうか？？


念の為言うと、私は成人済の子供を持つ中年女（なんなら初老寄り）であるが。
それでも、思えば思うほど、その時には誤解されやすい要素が揃いまくっていた。


その日の私の服装は、Iラインのジャンパースカート、丈の短いアウターにマフラーを巻き、足元はフラットのブーツであった。
「胴回りと臀部の（加齢による）ボリューム感を、せめてカモフラージュしたい」という、涙ぐましいセレクトである。
しかし。
腹部を目立たなくさせるスタイル。
体を冷やさないようなアイテム。
加えて、転ばなさそうな安定感ある靴。
これらは妊婦スタイルの定番ど真ん中だ。無意識だったけど。


更に、時節柄着用していたマスク。
（しかもちょっと可愛子ぶった、パステルピンクの"小顔に見えるマスク"）
これで顔は半分覆われている。
そして、私は常に眼鏡を掛けている。
顔の上半分は眼鏡。下半分はマスク。
これじゃ顔なんて、見えてるようで実質見えてないようなものである。


ダメ押しで、私の返答。
「体調悪いとかはないので」
これも「元気な妊婦なので平気です」と受け取られた可能性が･･･ある･･･かも。


更に言うと、その女性は「とても決断の早そうな」（言い方を変えれば少々早とちりしやすそうな）雰囲気の方だった。


これらを総合して考えると、
「メンタル不安定そうな人に席を譲る」よりも、
「揺れる電車が不安定だから妊婦（っぽい人）に席を譲る」方が、シチュエーションとしては全然「あり」だよなぁ･･･。


わーーーこれどうしよーーーマジで。
女性の親切心へのありがたさと、欺しているような後ろめたさと。
混乱している私を乗せて、電車はぐんぐん走る。


しばらくの後、私は心を決めた。
「思われた通りの私として、ここに在ろう」と。


そう思うと少し穏やかな気持ちになった。
行きがかり上これが正解だ、きっと。
（そして、遠い日の、リアル妊婦として席を譲ってもらっていた頃の記憶が蘇り、甘酸っぱい気持ちになったりもしていた）


電車がとある駅に到着する。
先の女性と、そのお連れ合いと思しき男性が、二人で談笑しながら電車を降りていく。
私は顔を上げ、「おかげさまで助かりました、ありがとうございました」と小声でお礼を告げた。
それに笑顔で応えてくださるお二人。
ドアが閉まり、ささやかなご縁はここに幕を閉じたのであった。


･･･と、いうことがあったのでした。


いやあもうびっくりしたよ。
まさかこの年で妊婦さんに間違われるとは（←多分）。


しかし、人様の思いがけない親切に触れた事は幸運だと思ったし、更に言うとちょっと面白かった。
そして何より、体型も服装も紛らわしくて、ほんと申し訳なかった。


そして改めて、あの時の事を思い返す。
あの方は多分、常日頃から、「人に優しくする」という事に全くためらいのない、素晴らしいお心の持ち主なのだと思う。
だって、私が電車に乗って声を掛けてくださるまで、本当にあっという間の事だったよ？？
私が同じシチュエーションにあったら、どうでもいい逡巡をしてしまって、とてもそんな即断で対応は出来ないよ。
こんなに素敵な方がいらっしゃるんだなぁ･･･と感動を覚えた次第です。


こんな場所で何かを言って、伝わる事は全然無いと思うけども、
改めて、通りすがりの女性の方、その節はお気遣いどうもありがとうございました。


そのお優しさに接する機会があったことを、本当にとても嬉しく思います。
きっと、これからも色々な方にどんどん優しくしてくださることと存じます。
そういう方が、この東京の空にいらっしゃるということが、私にも励みになるような気がしています。


お優しく、笑顔が素敵なあなた様に、どうか幸多からんことを。
心からお祈り申し上げます。

 

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　全然今回の記事と関係ないですが、こないだ公園に咲いていた梅。春はそこまで。

 

今年もやって来ました、HoneyHoneyあいりちゃんのバースデー♪

メイドカフェ探訪記

【2021年12月】

2021年が終わる前にもう一つ書いておかないといけない記事が。
それは･･･HoneyHoneyのあいりちゃんのバースデーイベント！！！
今年も行ってまいりました！
当日は、次女が学校が午前中だというので、途中で待ち合わせてランチがてらに一緒にお店に行くことに。

これがね･･･
私が判断を誤って、先に並んでおけば良いものを、待ち合わせてから並ぶという選択をしてしまったのだけど。
現地に着いてみたら長蛇の列！すごい！
やっぱりみんなあいりちゃんをお祝いしたいのね！

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　入り口に貼られてたポスター。オシャレだーー！


娘と列に並び、待つ事しばし。
「おまたせしました！」と店内に呼ばれ、いつも通り手のアルコール消毒、検温。
まちちゃんが笑顔で席に案内してくれます。久々会えて嬉しい。

そしてフロアには、今日の主役・あいりちゃんのお姿が！
赤のスペシャルメイド服がお似合いで、髪型もメイクも華やかでお美しい･･･。

↓私の言葉じゃとても伝わらないので可愛らしさ美しさを見て！！！みんな見て！！！


そんな本日の主役のあいりちゃん、席に着いてほんとにすぐに、私達を見つけてくれてね！

「あー！来てくれてありがとうございます！」と仰って。
そして次の瞬間、次女に「えっ髪めっちゃ短くなりましたね！」と！言ってくださったのよ！
いや驚いたよね。
あいりちゃんと次女が会うのなんてほんといつ振り？
私も覚えてない位久しぶりだと思うんだけど、それでもちゃんと覚えてて、そういう声掛け出来るって･･･
あいりちゃんの対応能力がすごすぎて、最初からもう感情が高まる私。

この日のあいりちゃんは、店内の全員の動向を把握しているよね？？？っていう働きぶり。
そして常に輝く笑顔。
店内を甲斐甲斐しく動き回り、ご主人様お嬢様に、一人一人の相手に応じた非常に心のこもった言葉掛けをしていらして、それが本当に素晴らしい。
ご主人様お嬢様の心を掴まれた音が私には聞こえたよ･･･。

ちなみに今回の私のオーダーは、パストラミ丼とあいりちゃんのノンアルカクテル。
娘はホタテのガーリックチャーハン(冬季限定メニュー）とグレープフルーツスカッシュ。
娘のスカッシュを絞ってくれたのは、初めましてのゆいちゃん。
可愛らしい笑顔で、会話をしながら手際よくスカッシュを作る様子が頼もしいお嬢さんでした。

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　パストラミ丼もカクテルもおいしゅうございました^^


ちなみに私のオーダーを運んで来てくれたのはあいりちゃん･･･
今日の主役なのに働くね･･･。
そして去り際には「また料理の写真可愛く撮ってくださいね！」との声掛けも忘れない。

更に、手が空いた時に「今年もこうやって誕生日に来てくれて嬉しいです！いつもの年だと、セレモニーで店内ぐるーっと写真撮ったりするんですけど、今年はそれが出来ないのがちょっと寂しいんですよね〜」と話しに来てくれてね。
もうね･･･接客力がすごすぎて圧倒されるんですよ。
（しかもこういった神対応を各席にだからねぇ･･･すごいよねぇほんと･･･）


ところで、この他会えたメイドちゃんは、
なあなちゃん（少しお話し出来た！相変わらずの美･･･試験頑張って欲しい！）
しおんちゃん（あいりちゃんの誕生日にお給仕入れるのが、忙しいけど嬉しいと仰ってて可愛い）
カウンターみなみちゃん（いつにも増して動きの機敏なスーパーカウンターメイド）
りとちゃん（最後一瞬だけ会えた、癒やしの笑顔見れて嬉しい）
というメンバー。
何しろ店内が常に満席なので、みんなものすごく忙しそうなんだけどなんだか楽しそう。

そして、バースデー恒例のツーショットチェキも撮影。
バルーンを持って二人で並んで撮ってもらって、ああ出来上がりが楽しみ･･･。

そして、まちちゃんにお会計をしてもらっておいとま。
あいりちゃんが「ありがとうございます！ほんとに来てくれて嬉しかったです！」と笑顔で声を掛けてくれて、最後まで抜かりなさ過ぎて泣いちゃいそうです。

そして店外に出ると、私達が並んでいた頃より更に列が伸びていて、階段の下の方まで！！！
みんなあいりちゃんを祝いたいよね･･･お待たせしてゴメンね･･･。
まちちゃんが寒いのに外に出て「ありがとうございました！またお待ちしてます！」と手を振ってくれて、ご主人様お嬢様の脇をすり抜けるように階下に降りたのでしたよ。

やっぱりあいりちゃんのバースデーは素晴らしかったな･･･。
あいりちゃんの接客力の素晴らしさ、そしてハニメイドの皆さんのチームワーク、両方身を以て体験出来て、本当に良かったなと。
「お祝いしようと思って来たのが、こちらが嬉しい気分になってる」という、これってどっちがお祝いされてるのか分かんないじゃん！と思いつつ、秋葉原駅に向かっていく私達なのでした。
 
【今日の総括】
これが神対応ということなのね･･･。とても良い物を見せていただきました。さすがすぎる。

母（高齢女子）と娘（中年女子）でメイドカフェに行ってきたよ！という話。

メイドカフェ探訪記

色々とびっくりなんですけど2021年ってどうやら終わっちゃうらしいです、ええ。
なので年が変わる前にメイドカフェに関する記事を書き終えないと年がまたいじゃう。
という訳で、実母と二人でメイドカフェに行ってきたよの話。

【2021年12月】
上野の森美術館で開催していた深堀隆介氏の個展に、先日母を誘って行ってまいりました。
金魚を樹脂やカンバス等に描いた作品は、「生きているみたい」と言うだけでは追いつかないような精緻の極み。
氏の作品展は何度か拝見しているけれども、特に近年の作品は、本当に凄みまで感じさせるような、隅々まで緊張感のある美しさでした。

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ライブペイントで描かれたとは信じられないような絵画作品。

親子揃って「良かったねぇ〜」と言って出て来て、近くでランチを食べて、上野公園を散策して･･･とのんびり過ごして時間は15時。
「この後どうする？」と聞く私に「どうしよう〜今帰れば夕方の寒くなる前に帰れるわよねぇ。あなたどうするの？」と母。
場所は上野。少し歩けばそこは秋葉原という地である訳です。

「いやこの後、私はメイドカフェに･･･行こうかなあと･･･あ、一緒に行く？」と聞いてみると「えぇ〜？」と渋る母。
母は年齢の割にまあまあ好奇心旺盛な方だと思うんだけど、私が今まで「メイドカフェ行こうよ」と言ってもばっさり拒否されてたのよね。
だから無理強いするつもりもなかったんだけど、どういう風の吹き回しか「じゃあ･･･行ってみようかなぁ」と言いだしたよ母が！
気が変わる前にいそいそと秋葉原に向かいます。

でもって道すがら「どういうお店がいい？がっっっつりした濃い感じの所か、ほどほどの大人しい感じの所とか･･･」と聞いたら「最初だからほどほどがいい」と言うので。
じゃあやっぱりここしかないよな！ということで。
私のホームグラウンド、HoneyHoney秋葉原店に行くことに決定。

ジャンク通りから既に珍しがっている母。
「このお店は何を売ってるの？」「ああ、そこはケーブルとか、スマホケースとかを売ってたりするよね」「あら〜そうなの」とか。既に気分は観光です。

そしてハニハニの店頭に来る訳ですが、決して明るいアプローチではないから、やや案内しづらいのよね･･･
「えっ･･･ここなのね」と、母ややひるむ。
「最初はちょっと暗いけど、お店は普通に明るい感じだから」と言いつつ、お店のドアを開ける私。
「お帰りなさいませお嬢様！」と出迎えの声が。
最初に検温と消毒をして席に着きます。

物珍しげに店内を見ている母ですが、「普通の感じね」とやや拍子抜けした様子。
「だからぁ言ったじゃないの、そんな変な所じゃないって。普通でしょ？」と私。
そんな我々の所に来てくれたのがあすはちゃん。
初めましてでしたが、中高齢女性の二人組という、明らかに普段接しているのとは違う客層の私達にも、物怖じせずに明るく接客してくれて嬉しい。

そして彼女に、「母は初めてなので、説明をお願いしたい」とお伝えして、初めてさんへの説明をしてもらう事に。
ルールの説明の中で「お写真は、テーブルのお料理等を撮っていただくのは大丈夫なんですけど、私達メイドや、他のご主人様、お嬢様が映らないようにお願いします」と言われた母。
「えっ！メイドさんを撮ったらダメなの？こんな可愛いお嬢さんを？撮りたいわよねぇ？」と言い出したwww（しかも声が大きいのよ）
面白すぎてもう「気持ちはわかるけどそういうもんだから」と言って、説明を先に進めてもらう。動じず説明続けてくれたあすはちゃんどうもありがとう！

そしてメニューを決める事になり、私は大好物のスカッシュ。
母は「私はコーヒーでいいわ」というのを「いやいやいや、ここはお絵かきラテにしたほうがいいよ」と無理矢理お絵かきラテにさせたよ。だって折角のメイドカフェなんだし！

そして、スカッシュを運んで来てくれたのはまりあちゃん。「久しぶり〜！」と挨拶して「今日は母を連れてきたよ！」と私が言うと、母が「まりあちゃんみたいな、すごく可愛いメイドさんがいるって言われて連れてこられたのよ〜！」と笑顔で付け足してくる。
更に「いつも娘がお世話になってます。我が儘な客で困らせてませんか？ほんとにもう」とか言いだして、色々やりづれーわww
それに対してあのおっとりペースを崩さず「ありがとうございます」「全然そんなことないですよ〜」と微笑むまりあちゃん、さすがすぎる。

手際よくグレフル絞ってもらって、ガムシロも入れてもらって出来上がるスカッシュ。
母に一口味見をしてもらったら「あらこれおいしいわ！」と驚いた様子。
そうでしょうほんとおいしいのよ。

そして母のお絵かきラテ。
あすはちゃんが来てくれて「何を描きましょうか？」と聞かれた母。
ああお絵かきって何を描いてもらうか迷うのよね･･･ここはお任せでっていっていいんだよ･･･と助言しようと思う前に、「じゃあ私の顔がいいわ、この顔でお願いします！」と躊躇なく答える母。笑いが止まらない私。
そして出来上がった母の顔。「あらー上手ね！」とご満悦の母。
よかったよかった、お絵かきあってこそのメイドカフェです。

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はちみつで描かれているからややわかりづらいですが母の顔が描かれております。


そしてドリンクを飲みつつ、実家のご近所さんや親戚の話に花を咲かせる我々。
どう見ても場違いな二人組ですが、そんな私達も心地良く過ごせるハニハニはやっぱり本当にいいなぁと思うのですよ。

そして、そろそろ帰ろうか？となってお会計。「ここは私が」「いいえ私が」というおばさんムーブを一通りかまして、会計は完了。
まりあちゃんが「お絵かきどうでしたか」と母に聞いてくれて、母は「すっごく美人に描いてもらえました〜！」と嬉しそうに答えておりました。

タイミングが丁度メイドさんの入れ替わりの時だったようで、カウンターにしらゆきちゃんがいらしててね！
「しらゆきちゃん！今日は母を連れてきたよ！」とご挨拶。
しらゆきちゃんが「わあ二人とも雰囲気が似てる！」と笑顔で言ってくれて「あらそうかしらフフフ」と楽しそうな母。
更にドアの近くでなつめちゃんが「ああ〜こんにちは！」と声を掛けてくれて、最後まで賑やかで楽しゅうございました。

こうして初めてのメイドカフェ体験を終えた母。
ジャンク通りを歩きながら「どうだった？」と聞いたら「面白かった！思ってたより普通の感じだったわね」との事。
更に「沢山歩いて疲れてたけど、疲れがなくなっちゃったわ〜！」とテンションめちゃくちゃ上がってたので、それ程楽しかったのでしょう。良かった良かった。
帰宅後、LINEで「また行こうね」と言ったら速攻で「OK!」のスタンプが返って来たので、また行こうと思います。

それにしてもまさか実母と一緒にメイドカフェを楽しむ日が来るとは思わなかったよ。
人生って面白いね。（これぞライフイズビューティフルだね！）

【今日の総括】
やっぱり中年でも高齢でも女子は女子。いくつだって楽しい事はやっぱり楽しいのよねーー！というのを実感。
そしてハニハニはやっぱり誰にでも楽しいんだな･･･と確信したのでした。

私の心を癒してくれるのはいつもメイドカフェ　後編　〜女神の中庭／MonsterParty〜

メイドカフェ探訪記

【2021年10月】

前回に引き続き。

ダメージをハニハニで回復して、そこから向かうはメイド通り。
久しぶりに行きたいお店があって、それは「女神の中庭」。
今日みたいに心が（まだ）ちょっとささくれている日は、間違いなく楽しく過ごせるだろうって所に行きたかったのです。

久しぶりの訪問で、曲がる角を間違えつつ、更に近辺には本当にメイド・コンセプトカフェが多くて、うっかりすると入り口を間違えそうだな･･･と思いながらお店へ。

エレベータを上がり、ドアを開けたら、もなちゃんが！いらした！

そして、もなちゃんが「あーーこんにちは！」と手を振って出迎えてくれて。
更にね･･･「今日お散歩の時、バーバラさんの事をふっと思い出してたんですよ！そしたら来てくれた！」って仰るのよ！

こんな久しぶりの超ご無沙汰なのに（調べたら前回行ったの去年の11月、ほぼ1年！）、顔を覚えていてくれただけでなく、名前を覚えていてくれただけでなく、思い出してくれてたとか仰ってね。
入り口入って5秒で泣けちゃうこんなの。
あーやっぱりもなちゃんすげーな･･･会う度にすごいと思ってるけどやっぱりすごいな･･･。

この日のメンバーはもなちゃん、ぴかりちゃん、ぴのちゃんのお三方。

店内は盛況で、更に私がいる間にも次々お客さまが来られて、カウンターはほぼ満席。
すごいね！平日の午後、まだティータイムと言うくらいのお時間なのに！

そして、寒い日だったので、温かい森林茶（注：女神様のお庭のドリンクは独自のネーミングがあります。森林茶は、十○茶や爽○美茶的な落ち着くお味）を、お代わりしつつ過ごすひととき。

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無くなりそうになると「何飲みますか？」と声掛けてくれるのも嬉しいの


もなちゃん、ぴかりちゃんとぴのちゃんが、それぞれいい感じのタイミングで話しにきてくれて、やっぱりここのお嬢さん達はみなさん立ち居振る舞いにそつが無いな･･･と感心。
（特に、ぴかりちゃんが「私の事覚えてますか？」（←覚えてますとも！）「私もバーバラさんだー！と思ってて、でももなさんと感動の再会をしてたから、挨拶が遅れちゃいました」と仰っててきゅんとなったわ･･･）

そして、三人がカウンターの人達をふんわり巻き込みつつ話を広げてるのを楽しんだり。
お隣にいらした初めましてのお二人連れに、もなちゃんがそれはそれは流暢に、初回の方向けへの説明をしていて、こっそりそれに聞き惚れたり。
（私はこの最初のルール説明を聞くのが大好きなのだが、なかなかそのチャンスは回ってこないので、今回は本当にラッキーでした）
更にお話の流れでまたもお隣にいたお兄さんに声を掛けて楽しくお話ししたり。（早朝から釣りに行ってきたと仰っていたお兄さん、話に付き合ってくれてありがとう！）
と、やっぱりここは飽きないし楽しいなぁ･･･。
何故か、店内にゆるやかな一体感があるのよね･･･。

そして、久しぶりなので、もなちゃんにチェキをお願い。
ハロウィンで、店内に置いてあったカボチャのお化け？に両側から抱きついて撮ってもらう。
もなちゃんは本当にこのチェキの小ささでも可愛さが炸裂してるよね･･･。
そしてお絵かきしてくれるんだけど、これが又本当にお上手でね！
「全然です〜大したことないですよぅ」と謙遜しつつお話しもしつつ、手は休まないであっという間にハロウィン仕様の可愛らしいチェキが！
最高だな･･･宝物が又増えてしまったわ･･･嬉しい･･･。

 

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　この小さい画像でももなちゃんは完璧に可愛い。そしてお絵かきのクオリティの高さよ！

そしてお時間になり、お会計をしておいとま。
ぴかりちゃん、ぴのちゃんに手を振って、お見送りはもなちゃん。
会えて良かった〜ありがとう！と言ったら、「こちらこそ会えて良かったです！」と言ってくれて最後まで嬉しい。
そして、エレベーターに乗り込み手を振って、扉が閉まると「又来てくださいねー！」と、もなちゃんの声が･･･。
はーやっぱりもうね、ダメ押しで心を持ってかれますね。
すげーなもなちゃん･･･（2回目）

と、満ち足りた気持ちでアキバの街に出たところで、時間はそろそろ16時という所。
･･･これは？もしかして、そろそろ･･･例の店が開くのでは？
いやしかし、今はあの店は予約制を取っている。

そこで、「今日これから開く？行っていい？」と連絡したら、「開くよ！どうぞ！」との事だったので、いざ湯･･･秋葉原の、MonsterPartyへ！！
やっぱり最後はここに行ってしまうんだよな！実家だから。
この時は雨も止んでいて、足取り軽く向かいます。

そして現地着。足取り軽く向かっても、何度上っても、4階への階段はやっぱりきつい。
ゼエゼエしながらモンパのドアを開けます。これはもうお約束。
今日はもなかちゃんがお一人でのお出迎え。

入り口を入ると「お帰りなさいませ！」ではなく「おおこんちはー！」と挨拶されます。この感じが大好き。
そして、手洗い・消毒の後、温かい薄茶あられ（お気に入り）をオーダー。

そこからは、ほらもうここは実家だから。
今日会った事を、（嫌だった事も楽しかった事も一通り）もなかママになんでもお話し。
お茶を飲みながら、なーんにも気負わず、楽しくくつろげる時間。
はー･･･落ち着くねやっぱり。
結構あちこち歩いた事もあって、「長かった旅の果てに帰って来た感」がすごい。
安心感に包まれまくり。

そして、女神の中庭でチェキを撮ったので、今回モンパでもチェキ撮っちゃおう！ってことでツーショチェキをオーダー。
もなかちゃんに相談してポーズを決めてもらい、ハロウィンっぽい感じのポーズで撮影。

（諸事情で視界が悪いのに）もなかちゃんは張り切ってチェキを描いてくれて、そりゃあもう可愛らしい一枚が出来上がりました。
やっぱりすごいよねもなかちゃん･･･。
こういう「コンカフェっぽいツボ」をちゃんと押さえてらっしゃる方なのよ！

 

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お絵かきもポーズ指定も完璧！さすがっす姐さん！


ということで、そろそろ「家に帰ってご飯を作らないとな時間」でタイムオーバー。
お名残惜しいけどお会計をお願い。
ドアを開けて見送ってくれるもなかちゃんに「またねーー！」とお別れして帰宅の途についたのでした。

昼の出来事を打ち消しにするべく、アキバの「安定感のある店」を回ることにしたら、それが非常に楽しくて、むしろお釣りが来ちゃったな！という、秋の一日でした。


【今日の総括】
私の心を癒すのはいつもアキバのお店だな･･･しみじみ。
久しぶりに、「アキバのハシゴ」をして、安定して楽しい店が複数ある事のありがたさを噛みしめたのでしたよ。

私の心を癒してくれるのはいつもメイドカフェ　前編　〜HoneyHoney秋葉原店〜

メイドカフェ探訪記

【2021年10月】
10月某日の午後。私は失意の中にいた。←大げさ
ちょっと期待して入った店で、頼んだランチが、1時間近く経っても提供されず。
まだ掛かるのか尋ねたら、「これから作ります」と言われたの･･･。
さすがに我慢も限界で、苛立ちをおさえつつオーダーをキャンセルして、その店を退去。
･･･ということがあってね。

この日、外は冬が来たかのような寒さ。雨もしとしと降っている。
そして、何よりおなかが空いている。
やり場のない切なさ悲しさを抱えて、足早に歩く。
（だってさ･･･待たされるにしても･･･長すぎやしないか？？その間、こちらから聞かないと何もアナウンス無かったのよ？）
ああ、この心持ちをどうしてくれよう。

そんな時、私の逃げ込む先は･･･
やっぱり心のふるさと、安定のHoneyHoney　秋葉原店！（そう、アキバ界隈にいたんです）
ドアを開けると「お帰りなさいませ、お嬢様！」と出迎えが。
（最近、知っているメイドちゃんが増えて「お帰りなさいませ〜･･･あぁー！こんにちは！」と出迎えられる事が多かったので、お嬢様と呼ばれたのは久しぶりで新鮮で嬉しい気持ち）
アルコール消毒+検温をして、席に着く。

この時出迎えてくれたのは、初めましてのかるたちゃん。
マスクをしてても可愛らしいお目もとが印象的。

「初めましてですよね、かるたです！」と名乗って、笑顔でお話ししてくれて、こちらも釣られて気分が上がる。
ああ、やっぱりハニハニに来て良かった。

オーダーは、迷ったけどオムライスに決定。
その後テーブルになつめちゃんが来てくれて、「久しぶりー！会えたぁ〜！」と手を振って再開を喜び、また一段テンションが上がる。

彼女の周りには、いつも明るさ・健やかさがオーラとして出ている感じ。
お話ししていると、その明るさが心にしみるよ･･･。
今日みたいな日にいてくれてありがとう！本当に助かりましたわ。

そして到着したオムライス！
なつめちゃんが、ポケモンのポッチャマの絵を可愛らしく描いてくれたよ！
空腹なので、写真を急いで撮っていただきます。

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そういえば、うちの子が小さい時に見てたポケモンにこの人いたわ。名前が分からずなつめちゃんに教わったよ。

久しぶりのハニハニのオムライス。やっぱりうまい･･･。
この卵のふんわり感、ケチャップライスの優しい味、具もちゃんと主張があるし、レタスもきちんとドレッシングが掛かって付け合わせとして存在感があって、ほんとに好き･･･。
何しろ空腹の極みだったので、あっという間に完食。ごちそうさまでございました。

そして、かるたちゃんが注いでくれた紅茶を飲みながら寛ぐ。
ああもうやっぱり･･･ハニハニはいいな･･･（満足のため息）

でもって、お腹いっぱいになって満足したところで･･･
もう少し心を潤しに、別のお店に行っちゃおうかな！
と思いついて、お会計。
なつめちゃんがお会計+お見送りしてくれました。

帰り際、カウンターでお仕事していたまりあちゃんも帰り際に声を掛けに来てくれて！

相変わらずのふんわりおっとり、帰るの忘れて見入っちゃう可愛らしさでしたよ･･･
でも、カウンターにいる皆さんに万遍なく話し掛けていたり、初めましての人にホールに挨拶に来ていたり、という有能さがあって、ふんわり感とのギャップがいいんだよなーまりあちゃん･･･。

ということで、階段を降りる私にギリギリまで手を振ってくれるなつめちゃん（良い子過ぎないか･･･涙）に心温まる気持ちでジャンク通りへ。
ああやっぱりハニハニに来て正解だったな･･･。

ちょっと長くなったので、続きは次回へ。

生まれて初めてのミックスバー体験、「Campy!bar」は渋谷パルコの奇跡の異空間だったよ、という話。

イベント/お出かけ記録

コロナ渦による非常事態宣言が終わり、さて世の中が動き出したかな！
って時の久しぶりのブログ再開、それがメイドカフェでなく新たな扉なんだけど。
でも楽しかったから書きました。

【2021年10月】
今までつらつら書いている通り、楽しい事が好きで、楽しいお店に行くのが大好きな私。
しかしそんな私が今まで履修していなかったタイプのお店があった。
それがいわゆる「ゲイバー」。

オネエ言葉のオネエさん達が集う、妖しい飲み屋さん。
楽しそうだな、気になるな！という気持ちはあったが、そういう店があるのはご存じ新宿二丁目。
主婦がフリで行くには余りにもハードルが高い場所。
それに何より夜の新宿は怖い。私にしたらちょっとした禁足地です。（個人の感想です）
という事で、淡い憧れ（･･･憧れ？）の気持ちは、品行方正清純派主婦である私の胸の内に、長らく仕舞われていたのであった。

ところが。
なんと渋谷パルコに、新宿二丁目にお店を構えるバーの、支店があるのだという。
天下のパルコにだよ！
すげー超気になるじゃん･･･

と思いつつも、それでもやっぱり一人で行くのはハードルが･･･と思ってたら、この話をした長女が乗り気で「えー今度行こうよ」と珍しく言ってきた。
（娘は大きくなってお母さんと出かけなくなったのだが、こういう時は乗っかってくるのが私の教育の賜だと思う）

という訳で。娘と予定が合う日曜、夜の渋谷へ繰り出したのだった。
そもそもが渋谷という地には来ない生活をしている上に、ましてや夜の時間なんて来ませんよあなた。
何億年ぶりの夜のネオン輝く渋谷だよ。
（夜の新宿はダメで夜の渋谷はいいのか？というツッコミはなしでお願いします)

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普段見ない景色に既にテンション上がり気味。

余談だが、スクランブル交差点で、娘とスマホを見つつ信号待ちをしてたら、娘の所に「すいません、お姉さんがタイプなので声掛けちゃったんですけど」と、若者が声を掛けて来た。
おお、娘がナンパされるのを初目撃。
（彼は、娘が私と二人連れと分からなかったのだと思う。まあ二人ともスマホ見てたし仕方ないよね）
娘は「今からママとデートなのですいません〜」と私の腕を掴み、私も「そうなの、ウフフごめんねー」と応対。
娘のナンパを一緒に断ったのは生まれて初めてだし、多分これが最初で最後だよ。
貴重な経験をしました。
（しかし娘に言わせると『あれはナンパというよりはどこかの店のキャッチ君ではないか』との事だったよ。娘よ、なんでそんなに詳しいのかな･･･）

そして、ほどほどに混み合う渋谷の街を親子並んで歩き、パルコに到着、お店のある地下一階へ。
こちらは色々な飲食店のあるフロア。ハンバーグの店が人気らしくて長蛇の列になっている。
お店はどこ？どこ？と探し歩いて、ここだな？という所を発見。そこが、目的のお店「Campy!bar」。
https://shibuya.parco.jp/shop/detail/?cd=025895


お店は、屋内なのに昔の喫茶店かスナックか、という店構えが再現されている、良い雰囲気。
ドアから店内を覗き込むと、非常に個性的なメイクのオネエさんが早速「いらっしゃいませー」と声を掛けてくれる。
おお！これが！噂に聞くゲイバーのオネエさんか！テンション上がるな！

オネエさん自ら、手の消毒と検温をしてくれて、感染対策もしっかり守られております。
店内はカウンター席がぐるりとあって、もう一つテーブル席もあって、我々はカウンターに着席。
最初は、娘はコロナビール（そう娘はアルコールが飲める年になったので）、私はクランベリージュースをオーダー。
ここはキャッシュオンデリバリーで、オーダーが出て来るとその分お金を払うシステム。明朗会計ですね。

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　まずは娘と乾杯。

この日お店にいらしたのは、マンちゃんというドラァグクイーンというのか、大変個性的なメイクとお洋服をしていらっしゃる方と、チカちゃんという優しいお兄さん風、でもしっかりオネエさん。

 

右側がマンガちゃん=マンちゃん。パルコの地下で会える！


名前を聞かれて、娘は本名を名乗り、私は迷った結果「バーバラっていうんですけど」と言ったら「バーバラ！ちょっと昭和の香りがする名前だわね！」とか「ババァラって言っちゃいそうよね！」とか早速いじられるww
折角なのでお二人にもドリンクを飲んでもらう事に。マンちゃんチカちゃんは白ワインで、一緒に乾杯。

そこからはずっと、時々下ネタ挟みつつのノンストップトークタイム。
親子ネタで「娘が家に帰ってこなくてさぁ」と愚痴ると「そりゃそうよー人生で酒飲み始めた頃なんてさ〜、うわー楽しい！ってもんでしょ、ねぇ？」「そうよぉー、バーバラだってこの位の頃は、娘に言えないような事も色々やってたでしょうよ？」と二人から打ち返される。終始こんな感じww
他のお客様にも万遍なく絡みつつ、私達も退屈させないその対応力が素晴らしい。
（ところで二人は私の事をバーバラ、娘は○○ちゃんと名前を呼びながら対応してくれて、その対応がすごいなーと思った。名前呼ばれるとなんだか楽しさが違う！）
気付いたら1時間以上があっという間に過ぎてたよ。

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　奥にあるのは、キャスドリ入れたらもらえたクリアファイル。


この辺りで、お店に男女お二人連れのお客様がいらした。
これぞ渋谷のお洒落なお姉さん･･･という感じのおきれいな女性と、もうお一方、マンちゃんチカちゃんに「タツオ」と命名されてしまった、爽やかイケメンお兄さん。
で。イケメンのタツオ兄さんが来てから、マンちゃんチカちゃんの温度がくっきり上がる。
具体的にはテンションがあからさまに上がり、下ネタが更に増えるww

ここは本当に、良い子がまだ寝る時間ですらない、まだ浅い時間の渋谷ですか？という、濃い空間がそこに･･･。
タツオ兄さんは「ここ新宿の深夜1時じゃないですよね」と苦笑していたよ。
それに対して「ここは時空が歪んでるからぁ〜」とマンちゃん。いやもうね、歪みにも程がある。

放送禁止用語が飛び交い、下ネタトークが展開される店内は、そりゃもう一瞬一瞬が面白い。
ずっと笑いっぱなし。ああこれがゲイバーなのね･･･
（って、こういうゲイの人じゃなくても来る事が出来るお店は”ミックスバー”というんだそう。勉強になります）

二人のテンションは留まるところを知らぬ上り坂で、後半はずっと手を叩いて笑ってたわよ･･･
こんなテンション高い時間過ごしたの何年振りだよ･･･。
私は下ネタにも身を乗り出して参加していたけど、美人女子さんはくすくす笑って、時々振られる話も笑顔で応えて楽しそうにしてらしたよ。
これがいい女の振る舞い･･･素敵だ･･･と眩しく拝見しました。

ということで気がついたらあっという間に閉店のお時間。
イケメン美女のお二人連れが先にお帰り。
お二人が来てくださったお陰で盛り上がって大変に楽しかったよ･･･ありがとうございます。
そして我々も「ありがとねー」と口々に仰るマンちゃんチカちゃんに送られておいとま。
いやー楽しかったなぁ･･･こんな楽しいのか･･･と感動すらしたのでした。

ちなみに、こちらのお店はシートチャージはなし。
アルコールは概ね900円、ソフドリは500円。他にワインやシャンパンのボトルも有。
キャストへのドリンクも同額なんだけど、お二人（特にチカちゃん）が飲む速度がなかなかお早いww
時々はおねだりもされる、けど楽しいからどうぞ〜という感じ。
というかドリンク入れる度に、乾杯の謎コールとか、飲み干し芸とか見せてくれるww一見の価値ありだと思ったよww

そんなこんなで、2時間くらいいて、親子2人で使ったお金は大体12000円位だった。
（尚、タツオ兄さんがボトルを入れてくれて、娘はそのお相伴に預かったのでこの位で収まった感じ）
噂で「オネエさんのいるお店はお高い」と聞いていたけど、金額は思っていたよりずっとお手頃でございました。初心者に優しいですね。

それにしても、天下のパルコ様で、こんなぶっ飛んだ異空間が存在出来ているという事が、本当にすごいとしか言いようがない。
商業ビルの中だから、お店訪問へのハードル低いし、お手洗いはきれいだし、何から何まで良い事尽くめ。

「新宿二丁目って興味があっても行きづらいけど、ここは来やすくていいね」と言った私に、お二人は「そうよ〜ここはチュートリアルステージだからぁ」と仰ってました。
実際、こういうお店の入門編としてはとてもハードルが低い、非常に良いお店だと思う。
（チュートリアルにしては大分こってり目のステージであったけども）

という訳で、楽しかったなー！又行きたいなー！と思った、初めてのミックスバー体験でございました。
ああ〜いくつになっても新しい事って面白いな･･･。
娘とも久しぶりに一緒に出掛けられて楽しかったし！

【今日の総括】
今まで行ってみたいと思ってた場所に行けていたく満足。
こんなにカジュアルに楽しめると思ってなかったわー。