バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

母(高齢女子)と娘(中年女子)でメイドカフェに行ってきたよ!という話。

色々とびっくりなんですけど2021年ってどうやら終わっちゃうらしいです、ええ。
なので年が変わる前にメイドカフェに関する記事を書き終えないと年がまたいじゃう。
という訳で、実母と二人でメイドカフェに行ってきたよの話。

【2021年12月】
上野の森美術館で開催していた深堀隆介氏の個展に、先日母を誘って行ってまいりました。
金魚を樹脂やカンバス等に描いた作品は、「生きているみたい」と言うだけでは追いつかないような精緻の極み。
氏の作品展は何度か拝見しているけれども、特に近年の作品は、本当に凄みまで感じさせるような、隅々まで緊張感のある美しさでした。

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ライブペイントで描かれたとは信じられないような絵画作品。

親子揃って「良かったねぇ〜」と言って出て来て、近くでランチを食べて、上野公園を散策して・・・とのんびり過ごして時間は15時。
「この後どうする?」と聞く私に「どうしよう〜今帰れば夕方の寒くなる前に帰れるわよねぇ。あなたどうするの?」と母。
場所は上野。少し歩けばそこは秋葉原という地である訳です。

「いやこの後、私はメイドカフェに・・・行こうかなあと・・・あ、一緒に行く?」
と聞いてみると「えぇ〜?」と渋る母。
母は年齢の割にまあまあ好奇心旺盛な方だと思うんだけど、私が今まで「メイドカフェ行こうよ」と言ってもばっさり拒否されてたのよね。
だから無理強いするつもりもなかったんだけど、どういう風の吹き回しか「じゃあ・・・行ってみようかなぁ」と言いだしたよ母が!
気が変わる前にいそいそと秋葉原に向かいます。

でもって道すがら「どういうお店がいい?がっっっつりした濃い感じの所か、ほどほどの大人しい感じの所とか・・・」と聞いたら「最初だからほどほどがいい」と言うので。
じゃあやっぱりここしかないよな!ということで。
私のホームグラウンド、HoneyHoney秋葉原店に行くことに決定。

ジャンク通りから既に珍しがっている母。
「このお店は何を売ってるの?」「ああ、そこはケーブルとか、スマホケースとかを売ってたりするよね」「あら〜そうなの」とか。既に気分は観光です。

そしてハニハニの店頭に来る訳ですが、決して明るいアプローチではないから、やや案内しづらいのよね・・・
「えっ・・・ここなのね」と、母ややひるむ。
「最初はちょっと暗いけど、お店は普通に明るい感じだから」と言いつつ、お店のドアを開ける私。
「お帰りなさいませお嬢様!」と出迎えの声が。
最初に検温と消毒をして席に着きます。

物珍しげに店内を見ている母ですが、「普通の感じね」とやや拍子抜けした様子。
「だからぁ言ったじゃないの、そんな変な所じゃないって。普通でしょ?」と私。
そんな我々の所に来てくれたのがあすはちゃん
初めましてでしたが、中高齢女性の二人組という、明らかに普段接しているのとは違う客層の私達にも、物怖じせずに明るく接客してくれて嬉しい。

そして彼女に、「母は初めてなので、説明をお願いしたい」とお伝えして、初めてさんへの説明をしてもらう事に。
ルールの説明の中で「お写真は、テーブルのお料理等を撮っていただくのは大丈夫なんですけど、私達メイドや、他のご主人様、お嬢様が映らないようにお願いします」と言われた母。
「えっ!メイドさんを撮ったらダメなの?こんな可愛いお嬢さんを?撮りたいわよねぇ?」と言い出したwww(しかも声が大きいのよ)
面白すぎてもう「気持ちはわかるけどそういうもんだから」と言って、説明を先に進めてもらう。動じず説明続けてくれたあすはちゃんどうもありがとう!

そしてメニューを決める事になり、私は大好物のスカッシュ。
母は「私はコーヒーでいいわ」というのを「いやいやいや、ここはお絵かきラテにしたほうがいいよ」と無理矢理お絵かきラテにさせたよ。だって折角のメイドカフェなんだし!

そして、スカッシュを運んで来てくれたのはまりあちゃん。「久しぶり〜!」と挨拶して「今日は母を連れてきたよ!」と私が言うと、母が「まりあちゃんみたいな、すごく可愛いメイドさんがいるって言われて連れてこられたのよ〜!」と笑顔で付け足してくる。
更に「いつも娘がお世話になってます。我が儘な客で困らせてませんか?ほんとにもう」とか言いだして、色々やりづれーわww
それに対してあのおっとりペースを崩さず「ありがとうございます」「全然そんなことないですよ〜」と微笑むまりあちゃん、さすがすぎる。

手際よくグレフル絞ってもらって、ガムシロも入れてもらって出来上がるスカッシュ。
母に一口味見をしてもらったら「あらこれおいしいわ!」と驚いた様子。
そうでしょうほんとおいしいのよ。

そして母のお絵かきラテ。
あすはちゃんが来てくれて「何を描きましょうか?」と聞かれた母。
ああお絵かきって何を描いてもらうか迷うのよね・・・ここはお任せでっていっていいんだよ・・・と助言しようと思う前に、「じゃあ私の顔がいいわ、この顔でお願いします!」と躊躇なく答える母。笑いが止まらない私。
そして出来上がった母の顔。「あらー上手ね!」とご満悦の母。
よかったよかった、お絵かきあってこそのメイドカフェです。

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はちみつで描かれているからややわかりづらいですが母の顔が描かれております。


そしてドリンクを飲みつつ、実家のご近所さんや親戚の話に花を咲かせる我々。
どう見ても場違いな二人組ですが、そんな私達も心地良く過ごせるハニハニはやっぱり本当にいいなぁと思うのですよ。

そして、そろそろ帰ろうか?となってお会計。「ここは私が」「いいえ私が」というおばさんムーブを一通りかまして、会計は完了。
まりあちゃんが「お絵かきどうでしたか」と母に聞いてくれて、母は「すっごく美人に描いてもらえました〜!」と嬉しそうに答えておりました。

タイミングが丁度メイドさんの入れ替わりの時だったようで、カウンターにしらゆきちゃんがいらしててね!
「しらゆきちゃん!今日は母を連れてきたよ!」とご挨拶。
しらゆきちゃんが「わあ二人とも雰囲気が似てる!」と笑顔で言ってくれて「あらそうかしらフフフ」と楽しそうな母。
更にドアの近くでなつめちゃん「ああ〜こんにちは!」と声を掛けてくれて、最後まで賑やかで楽しゅうございました。

こうして初めてのメイドカフェ体験を終えた母。
ジャンク通りを歩きながら「どうだった?」と聞いたら「面白かった!思ってたより普通の感じだったわね」との事。
更に「沢山歩いて疲れてたけど、疲れがなくなっちゃったわ〜!」とテンションめちゃくちゃ上がってたので、それ程楽しかったのでしょう。良かった良かった。
帰宅後、LINEで「また行こうね」と言ったら速攻で「OK!」のスタンプが返って来たので、また行こうと思います。

それにしてもまさか実母と一緒にメイドカフェを楽しむ日が来るとは思わなかったよ。
人生って面白いね。(これぞライフイズビューティフルだね!)

【今日の総括】
やっぱり中年でも高齢でも女子は女子。いくつだって楽しい事はやっぱり楽しいのよねーー!というのを実感。
そしてハニハニはやっぱり誰にでも楽しいんだな・・・と確信したのでした。