バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

アカシウス寄宿舎学園 メルちゃんのこと

【2024年2月】

先般、池袋の魔法学園コンセプトカフェ・アカシウス寄宿舎学園メルちゃんが、2月24日で卒業する、というお知らせがあった。
それを見た瞬間、心がギュッと塞がれるような気持ちになった。

こういったお店のキャストさん、メイドさんはいつかお店からいなくなる。
似たような事は今迄にも何度も経験してきたし、その都度寂しさを覚えながら見送ってきた。
でもメルちゃんは何となく、ずっとアカシウスにいてくれるような気がしてたのだ。
メルちゃん・・・。

メルちゃんがアカシウスからいなくなる。
そんな時期に、私ときたら、家にいる分には問題なくても、外出したらその瞬間から体力ゲージがだだ下がりになるという、最悪の体調が続いていた。
すぐに座りたくなるし、座ったら横になりたくなる。

でも、メルちゃんには会ってお別れしたい。
Xのリプでメッセージを送るとか、それだけではお別れしきれない。
なので、自分に「大丈夫出来るやれる・・・」と言い聞かせて池袋へ。

思い返せば、初めてメルちゃんに出会った時。
まるでホテルのコンシェルジュか、デパートの案内嬢かと感じられるような、穏やかでにこやかな口振り、上品さを帯びた対応は際立っていた。
そのホスピタリティあふれる接客ぶりに、初っぱなから心を鷲掴みされたのを覚えている。

かと思えば、メルちゃんは結構強めのトークも出来る方で。
私のお気に入りのエピソードは、私が次女を連れてお店に行った時の事。
私「次女もこのお店でバイトして欲しいなぁ・・・ここなら安心だし」
メルちゃん「え〜働いて欲しい!すっごい可愛がりますよぉ」
娘「え・・・でもお母さん来るでしょ。嫌だ」
私「そりゃ行くよーアカシウス好きだもの」
メルちゃん「あ〜そっか!そしたら、娘ちゃんが働いている時だけ、お母さんは出禁で!(ニッコリ)」
私「ちょww出禁ってwww」
思わず手を叩いて笑ってしまった。
今でも折りに触れて、この場面を思い出しては笑ってしまう。
こういう巧みな返しが出来る方なのだ、メルちゃんは。

メルちゃんは、私がお店に行くといつも、輝くような笑顔で出迎えてくれて。
私の話も楽しそうに聞いてくれて、自分の好きな事についても、笑顔でお話ししてくれて。
メルちゃんは、私の娘くらいの年齢なのに、会うといつもお友達のような感覚で話せて、会話はいつもとても楽しかった。

メルちゃんは、会話が上手というだけではない。
各席で、ドリンクが足りているかどうかを常に気にして、小まめに声を掛けていたり。
お話し中にも、店内の様子にもそれとなく気を遣う事は忘れず、来店した方がいらしたり、他のテーブルでご用のある方がいらしたら、会話を自然に収めて、その対応に入ったり。
他のキャストさんにも、先輩としてさり気なく的確な指示を出していたり。
とにかく、お店にいる瞬間瞬間が、ホスピタリティの塊という感じの方なのだ。

私は、色々な楽しいお店を回るのが好きで、それぞれのお店に素敵なメイドさん、キャストさんがいるけど、メルちゃんの、おっとりした上品さと明るさ、気遣いを兼ね備えた接客は、本当に唯一無二だと思う。
その素敵な接客を受けてきたのだから、やっぱりちゃんと会ってお別れがしたかった。

メルちゃん卒業の日は予定があった為、お別れに伺ったのは卒業前週の土曜日。
週末の池袋は、言わずもがな混んでいる。
人混みの中、体調は最悪ながら、何とかお店にたどり着く。
ドアを開けると、初めましてのキャストさんが「お好きな席へどうぞ」と朗らかに案内してくれて・・・と思ったら、メルちゃんが「あ〜!バーバラさーん!」と、文字通り飛んできてくれたよ・・・(泣)

どうしてもお別れが言いたくて来たけど、体調が悪くて、申し訳ないけどご挨拶とチェキだけでおいとまする事をお伝え。
メルちゃんは「今日、丁度バーバラさんの事をお話ししてたんです!すごく会いたかったんです!」とも言ってくれて、それだけでも感無量・・・。
(来店直後にいきなり涙ぐむオバさん、大分怖かったと思う、ごめんなさい皆さん)

 
大好きなピンクスプラッシュ=ピンクグレープフルーツソーダをいただきました。爽やかうま。

ご一緒にチェキを撮ってもらって(距離近め!女子特権!)テーブルでお絵描きをしてもらいながらお話しを。
これからの目標の事なども話してくれて、そのキラキラした笑顔が眩しい・・・。
メルちゃんのその上品で明るい笑顔は、どこに行っても通じる、最強で最大の武器だと思う。

お絵描きもメッセージも、とても心がこもった、本当に宝物のチェキをいただいて、お会計しておいとま。
30分もいられなかったけど、メルちゃんに会えて、挨拶出来て本当に本当に、良かった。

お名前お聞き出来なかったけど、男装しているキャストさんが話し掛けに来てくれたのも、とても嬉しかった。
メルちゃんが「この子が本当に面白いんですよ〜」と、嬉しそうに話している姿が本当に印象的だった。
これからのアカシウスも、メルちゃんが育てたキャストさん達がいてくれるなら、楽しい場所に違いない。
また体調が戻ったら遊びに行きたいな・・・お茶をいただきながら、のんびりお話しがしたいなぁ。

そして、帰り際には、メルちゃんが「すごく嬉しかったです!ありがとうございました!」「本当に気をつけて下さいね」と、最後まで気遣いある挨拶をしてくれて。
泣きそうだったけど、笑顔でお別れ出来て、良かった。

 
メルちゃんのお見送りでここを降りるのも最後・・・


(ちなみにそれから倒れたりする事無く、なんとか無事帰宅出来ました。めでたし)

そして以下、メルちゃんへの私信。
私には、メルちゃんが新天地で、青空の下、輝くような笑顔で活躍している姿が、既に見えるような気がしています。
この世界のどこかで、メルちゃんが元気でいてくれて、その笑顔を絶やさないでいて欲しいと、心から願っています。
どうぞ、ずっとお健やかでいてください。今迄本当にありがとう!

俳句・句会と心の自由について

そちらこちらで言っている事ですが、私の趣味の一つが俳句です。
昔会社員だった頃、上司が俳句にハマっていて、面白そう〜と上司にくっついて句会にしばらく通い、その後結婚/出産で遠ざかってたのが、TBSの「プレバト」という番組を見て、俳句懐かしー!またやりたいな!と思って、再度始めて今に至る・・・というのが私の俳句歴。

まあそんな事はどうだっていい。
俳句って面白いからみんなやると良いと思うけど、それもどうでもいい(いや良くない、みんな俳句やろう。楽しいし)
今回言いたい事は「俳句・正確には句会で私が学んだ事」なんですけど。

俳句は、勿論自分だけで作るのも良いんだけど、みんなで集まって行う「句会」というのがある。
段取りは概ねこんな感じ
1)参加者は自分の作った俳句を持参する。それを全員分まとめる。
2)誰が誰の句か分からない状態にして、各自自分が「良い」と思った句を選ぶ。
3)誰がどれを選んだか、選んだ句のどこが良かったかを発表し合う。
・・・というのがおおまかな流れ。(句の出す数、選ぶ数とか、発表の仕方とか、細かいローカルルールは各会あるけど)

でもって、その「選んだ句のどこが良かったかを発表し合う」という事が、今日の一番言いたい事の鍵なんですけど。
俳句って、ご存じの通り、5・7・5の17音しかないから、当たり前だけど詰め込める情報がそりゃまぁ少ない。
その為、「作った人の作意と、読み手側の受け取り方が違う」って事は日常茶飯事に発生する訳です。
でも、句を選んだ人が、その「作り手側の作意」と違った意図で選んでも、選んだ理由を聞いた作り手が「えーそういう意味に取ったんだ、面白ーい!」「なんならそっちの意味ってことでいいかも」みたいな自由な風潮が、句会にはあるんですよ。
(いやでももっと堅い所もあるのかも知れない・・・でも少なくとも、私が今参加している所2つは、どちらも解釈はとても自由。他もそうなんじゃないかな・・・多分)

私の俳句の師匠が折々に、「句は発表した時点で自分の手を離れるから、そこからは読み手の解釈に任せること」と仰るんですが、まさにこれが句会の空気感を表してて、とてもいい言葉だな・・・と。

だって、少なくとも「読み手が、その俳句を読んでこういった感想を持ったり感情を持ったりしました」というのは、誰にも曲げられない事じゃんね。
拙くても浅くても、読み手の心がそういう形に波立ったことは変わらないのだから。

とか言いながら、実は、私も句会出始めの時にはビビってたよね。
句の意味を説明されて「あっ・・・そういう意味だったんだ・・・違う方に考えてたわ・・・言わなくて良かったセーフ」とか。
でも、今思えば、そんな事思わなくて良かったのよ。

という事で、「感想が自由に言える」という環境に慣れてから、私は句会は勿論、他の例えば美術鑑賞でも読書感想でも、自分の考えを「これって解釈が違うんじゃ・・・」と思う事を止めるようにしました。

私は美術の勉強なんて全然したことが無くて、現代アートの鑑賞も、子供が小学生の頃の夏休み、涼しくてお安く過ごせる所を求めて、美術館の子供向けプログラムに行ったりしてるうちに楽しくなったっていう程度で、知識なんてまー全然無いに等しいですけども。

それでも、Xなんかで、行った展示などの感想を率直にポストするのは、上記のような気持ちが支えになってるからです。
何かを鑑賞したときに、鑑賞者が出来る数少ない事柄が、自分のその心の波立ちを作り手に伝える事では無いかと思って。
(あっでもこれ合わないな、ちょっと私にはハマらなかったな、というのはわざわざ言わないけどね)

うろ覚えだけど、角田光代さんが以前どこかのエッセイで「小説は、書き手が書くだけでは完成せず、読み手が読んで、その心が何かしら動く事で完成する」というようなことを書いていらして(うろ覚え)、今思えば小説の本質をこれだけの文章で表されるのがさすがすぎると思ったんですけど。

俳句でも小説でも美術でも、誰かが読まないことには何も起きないですものね。
そしてその「起きること」は必ずしも作り手の意図とは違うかも知れない。
でも当たり前だけど、人間とその心って千差万別だから仕方ない。

ちなみに、以前好きだった美術作家が「自分たちの作品に対する批評で、取るに足らないと思ったものは相手にしない」と公言していたのを見た事があって、例えそうであっても自分のそれは心の中に留めておけば良いことであって、公言するなよと。
「こんな風に言われたプンプン、違うのに」とか思うなら、作品はお友達同士で「これ良くない?「いいよね」ってするだけにしとけばいいのに・・・と思ったり。
で、なんかムッとしてその作家の作品を追うのを止めたよね。私も大概心狭いね。

閑話休題
とにかくみんな、自分が読んだものや見たものの感想はどんどん言っていこうぜ!って話でした。
これだけの事まとめるの下手くそすぎかよ。終わり。

「ちょっとした袋」考

さほど構えない相手に、ちょっとしたお菓子やくだものなど差し上げる時の話。
例えば、ご近所の友達に「こないだ工具貸してくれてありがとう、お返しって訳じゃないけど、これ良かったら食べてね!」なーんて少しばかりの食べ物など渡す時、そのままの裸の状態で手づかみで渡すって訳にはいかない。
そんな時、どんな袋にいれるかっていう件、これが案外と悩ましい。

例えば、買い物やもらい物で後生大事に押し入れにしまっていた、三越とか高島屋の紙袋を引っ張り出してきて入れたりなんかしたら「あらわざわざご丁寧にデパートで・・・」なんて思わせて、中を見たら普通にリンゴ2個とかだと、お相手はちょっとがっかりしちゃうだろう。なのでデパートの紙袋は却下。
アパレル系も微妙。化粧品の袋とかも違う気がする。中身は食べ物だし。ましてやスニーカーショップなど履き物系はかなり違和感がある。

「相手に過度に期待を与えず」「入っている物とのギャップが少なく」「清潔感もそれなりにあって」という事を考えた時、ベストな「袋」って何か?

というのを考えた時、私は「本屋さんの袋」が最適解だと思う。
中身と外身は違うんだろうなというのが明らかに分かり、それなりの小綺麗さがあって、というのが良い。
それ以外には「Loft」と「Hands」もいいかもね!ということで、娘(この件についてあれやこれや話していた)と私の意見は一致した。
(ちなみに娘は、こういうやり取りの時には専らRight-onの袋が活躍したと言っていた。眩しい。)

ということで、今度から紀伊國屋三省堂もLoftもHandsも「袋ください」って言おう。
そしてそれを大事にとっておく。「これよかったらちょっとだけど食べてね」という時まで。いつ来るか分からない、でも大体確実にどっかで来るその日まで。

 


 やっぱねこの袋の柄見ると期待値上がっちゃうんだよね。ついね。

年が変わってしまう前に、8月のすっっごく楽しかった名古屋遠征覚え書き。

【2023年8月】
ブログがすっかりご無沙汰になっておりました。
9月末頃から体調不良で、怠惰優先で(←ドクター談)過ごしていました。

8月に名古屋遠征を果たしていたのに。
全然何も書けてなかった・・・。
年が変わる前に、駆け足気味だけど、訪問したお店の事を、記録も兼ねて書きます。

<コンセプトカフェ、メイドカフェ
ブルーペコ
5月の訪問時と同様に、 桜花さんが対応してくださって嬉しかった〜!(ご滞在を狙って行きましたww)
キリリとしたお顔立ちなのに、ほわほわした雰囲気もある魅力的な方。お話もお上手で、あっという間のひととき!
そしてこちらのお店、本当に内装がお洒落で可愛いので、全女子にこの素敵さを訴えたい。



メイリーフ
こちらも2回目。おいしい紅茶とゆったり流れる時間、そして構いに来てくださるロングメイドの方々…って天国すぎる。お店の落ち着いた内装も含めてすごく好き…。今すぐにも行きたい…。
(紅茶のポットにティーコゼー掛けてくださるの本当に高まるよな〜!)
ヒカルちゃんが2回目なのに覚えててくれて嬉しかった!そしてうたのちゃんという方のスガキヤ愛の話が楽しかったww


シークレットチェンバー
閉店とのことで見届けに。メイドさんはお忙しそうでなかなかお話しする機会は無かったけれど、メイドさん手づから入れてくださる中国茶が所作も含め最高でした。それと素敵なお嬢様と相席の機会をいただいて、仲良くお話し出来たのもとっっっっても楽しかった〜!



パレットメイドカフェ
こちらはお初のお伺い。殺風景な入り口なのに、入ると明るい空間、という所にハニハニと似たものを感じてなんだか親しみやすい。
お手頃な飲み放題システム、お話が楽しいメイドさん、今回いただかなかったけどお料理が本格的、ってそりゃみんな好きになるわね…と納得のお店。
さきちゃんと仰るメイドさんと趣味が読書で一致して夢中でお話し。お勧めしてもらった「さよならドビュッシー」読んだよ!面白かったよ〜〜!最後、「そっから??」ってなったよ!(私信)
あと、 うさちゃんという方、明るくて姐御肌な感じで、とても話しやすくて楽しかった!
お店の壁に、メイドさん皆さんの似顔絵イラストが揃って飾られているのが圧巻。



コモレビフィーカ
2回目の訪問なのに覚えててくださった もちこちゃん!ありがとう!嬉しかった!ひたむきで一生懸命なその姿を見ていると母のような気持ちになります…。
ゆかりちゃんという新人の方がオルゴールの演奏が初めてで、それを見守る先輩のゆずかさん、というのも心に刺さりました。
明るくて本が沢山あって、メイドさんがゆったりとした所作で、と、本当に大好きな空間。また絶対行く!



MAID√MADE 名古屋店
初めての訪問。エンタメ系王道メイドカフェ!という感じ、制服も可愛らしくてメイドさんもみんなアイドルっぽくて明るく可愛い、そして構ってくれる、っていう素晴らしいお店。
丁度ライブを入れた方がいらして、光る棒を買ってぶんぶん振ってきました。
店内はそれ程広々している訳ではないけど、天井が高くて吹き抜けのようになっていて開放感があって好き。お嬢様比率高めな所も居心地良かったです。


リリーウォーロック
久々の男装カフェ。スケジュールの都合上短い時間しか滞在出来なかったけど、男装さんっていいですね・・・(しみじみ)。
店内がゴシックっぽくて可愛くて、でもお話しは親しみやすくて過ごしやすい。今度機会があればもっとゆっくり話したい。



メイドカフェ、コンセプトカフェ以外の飲食のお店>

矢場とん
都内にもお店はあるけど、やっぱり本場で食べたい。名古屋駅近くのお店に行ってきました。
お店のお姉さんがテーブルで味噌だれを掛けてくれて、七味を掛けるのがお勧め!と言ってくれるのがめちゃくちゃテンションが上がる。改めて、やっぱり私味噌カツ好きなんだな、としみじみ思った。豚肉と甘めの味噌だれの相性が最高。好き過ぎる。


驛釜きしめん
ここのきしめんはおいしい!と教えていただいて行ったお店。出汁が上品で、甘めの揚げと良く合って、そしてなにより麺そのものがおいしい。夏だったから冷たいのにしたけど、次回は温かいメニューも食べたい。



きしめん住よし
「新幹線のホームにきしめん屋さんがある」って最高過ぎません?名古屋に着いてすぐこれを食べた時「はああああ名古屋きたわあああ」という実感があって最高だった。「駅のホームでささっと食べる」というシチュエーションがまた美味しさを倍増させる気がする。帰りにも食べた。又名古屋へ行ったら同じ行動を取ると思う。



以上、8月の名古屋遠征の覚え書きでした。
こうやって振り返るとめちゃめちゃ楽しかったな!
もっと丈夫になって、一人旅がより楽しめるようになりたい・・・。
(なにより、胃腸の力が弱くてあれこれ沢山食べれないのが悔しい。年齢・・・)

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅<その8>裏路地の秘密のお部屋、ブルーペコで胸高鳴るティータイム

うううブログの間隔が開きすぎてしまったよう・・・
私事ですが(と言ってまあこのブログ自体が私事ですが)、旅行後に片耳が難聴になってしまって。(今は聞こえはほぼ完治してます。大きい音や賑やかすぎる場所はまだ苦手だけどね・・・)
そんな訳で、文章を書くという事に気持ちが向かず。
でもさすがに放置し過ぎよ私。
ってことで、楽しかった思い出を振り返ります。

【2023年5月】
さて、今回の旅行の、カフェ巡りの最後の目的地「BluePekoe(ブルーペコ)」さんへ。

こちらは商店街から少し離れたお店。
Googleマップを見て進み、ここ。という地点にたどり着くも、それらしい店は見当たらず。
んー・・・?と考える事しばし。

もしかしたらこの裏の通りかな・・・と思って歩き始めてふと見ると、かなり細い路地が。

 


ここ入ってだいじょぶ・・・?と思った道

もしかしてここなのか・・・と、半信半疑で進むと・・・
あった!ここだ!
分かりにくい!まさに隠れ家!この時点で既に胸が高鳴る!

 


だってこんな路地の奥にこんな可愛いお店があるとか思わないじゃん・・・(嬉)

ひっそりした店構えは何しろ大変に可愛らしい。
暖かみのある青いドアを開けると、中のカウンターから明るい声の挨拶が。

今回は、カウンターの席にご案内いただきました。
初めて、ということでまずはシステムの説明。
タイムチャージが1時間平日は600円、土日祝日は1000円で、1時間ワンドリンク制との事。
(※2023年5月現在)

平日日中はチャージ込みのメニューが各種あって、1500円で紅茶とスコーンのセットがあって魅力的だったけれども、この時は、アイスティー2杯で1000円というお得な紅茶セットをお願いする事に。

こちら、店内の内装やインテリアがとてもお洒落で素敵。
女子の心への訴求力よ・・・


青を基調とした素敵な店内。可愛らしいガラス窓から自然光が沢山入るのも良いのよ・・・。

この時案内してくださったのは桜花さん
メイド歴が長い方で、このお店に限らず他のお店でもお給仕をしているそう。
こちらの制服は、店名通りのブルーのワンピース+白エプロンで、ありそうでなかった感じでとても可愛くて桜花さんに良くお似合い。

でもって、桜花さんはメイド業界にもとてもお詳しい!
東京にもたまに来られるそうなので、モンパの話を出してみたら「ああ!知ってます!すごく気になっててTwitterフォローしてます」と仰ったのでびっくりよ!!
更に「蚕の子もいますよね?」って、絹ちゃんの事もご存じだったわ。すごい!


紅茶大変おいしゅうございました。そして、未だにこの写真を見ては「スコーン食べたかったな・・・」と思ってる。


桜花さんに伺った話では、大須メイドカフェだけが70軒くらいあるそう。
商店街では毎月お祭りがあるそうで、パレードも行われるらしい。
桜花さんはアイドル活動もしておられて、お祭りでは歌ったりもするとか。
いいなぁ、楽しいなあ大須

折角楽しく話していただいたので、記念にチェキをお願いする事に。
こちらのお店はツーショチェキはNG、との事でピンショットをお願い。
こだわりの見上げポーズのチェキに、可愛らしいお絵描きをしてくださいます。嬉しい〜!

楽しいお話とおいしい紅茶で、1時間はあっという間に過ぎて、そろそろお時間。
扉の所で丁寧にお見送りをしてくださる桜花さんと、他の方の対応をされていてお話しが出来なかった礼さんという方の、温かい挨拶を受けておいとましました。

いやぁこちらも良かったよ・・・
路地裏のお洒落空間で、おいしい紅茶を飲みながらお喋りに花が咲くって。
良い。良すぎる。

どのお店もそれぞれに素敵で、満足な気持ちで帰路に向かったのでした。

【今日の総括】
名古屋を訪れて思うに、メイドカフェ文化の何もかもが良い。
やっぱり喫茶の文化が厚いってこういうことなのか・・・(感服)

大須の各店は、その存在が生活感のある商店街に違和感無く溶け込んでいて、足を運ぶハードルの低さが本当に羨ましい。
アキバは、暮らす街というよりはやっぱり「電気街」で、街をゆく人の数は男性>女性で、今でもアウェイ感が常にあるので。

そして今回訪問した各店、クラシカルな雰囲気なのに接客は親しみやすい、というのがまた何しろ、「私の求めていた物が全てそこにある」という事で・・・最高過ぎる・・・

ああ名古屋がこんなに面白い所だとはついぞしらなかった。
また絶対行くから名古屋。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅<その7>商店街のお屋敷「メイリーフ」に心を鷲掴みされてきた

身辺バタバタしてたら更新遅くなりましたが、続きやっていきます。

【2023年5月・3日目/
3軒目】
さてさて、前回の続き。

ここ大須というのは存じませんでしたが、商店街が有名なんですね。
縦横に広がるアーケードは、モンパのある)浅草にもちょっと似てると思ったのですが、それより良い感じに観光ナイズされすぎていない、生活感に根ざした感じ。

スーパーやドラッグストアに、カフェや古着屋さんなどが入り交じり、年代層のターゲットが余りにも広いその並びにワクワクします。


商店街の中に突如現れた招き猫。

 

そんな一角に、目指すお店「メイリーフ」があるのですが。
・・・入り口、お洒落すぎない?
メイドカフェというよりは「お洒落な女子の皆さん御用達のカフェ」といった趣き。
入り口にメイド服が着せられたトルソーが飾ってあるので、かろうじてメイドカフェと分かるけれども。


このメイド服と黒板がなかったら、全くメイドカフェとは分からない!そしてメイド服可愛い!


さて、素敵なステンドグラスの施された扉を開けると、中はダークブラウンの重厚感ある店内。
奥から、ロングワンピースのメイド服をお召しのメイドさんがしずしずとお越しになり、店内に案内されます。
暖炉の前の素敵な席に案内いただきました。

今回が初めての来店と告げると、お店について説明してくださいます。
平日ティータイムの営業はチャージはなく、ワンオーダー制との事。ありがたい。
土日祝と夜の営業はチャージ500円だそう。

ドリンクを迷って、本当は店名が「リーフ」という位だから紅茶が良いんだけれども、先程がフレーバーティーを頂いてきたので、ミックスジュースをお願い。

ここまで、メイドさんの応対は、丁寧で抑制のきいたご様子。
店内の重厚さとも合っていて、お静かな感じのお店なのね・・・。
(と思っていたのよ、最初は。)

店内を見渡すと、床や壁や家具に重厚感があって、まさにクラシカルという雰囲気。
メイド服はグリーンで、胸元にストライプのリボン、白のエプロン。
ロングメイド服ながら、色がやや明るいので、軽やかさがありとても可愛らしいです。

さて、しばらくしてミックスジュースがテーブルへ。
甘くてミルキーで、胃に優しくておいしい。
この優しさが、旅疲れの身体になんとも有り難い・・・。

 


何とも可愛らしいお席!素敵!


しばらくすると、テーブルに、丸眼鏡に白のメイドキャップに三つ編み、という、まるで物語から現れ出たようなお姿のメイドさんが話し掛けに来てくださったよ!
会話が出来るカフェとは存じませんでした。嬉しい・・・。


彼女のお名前はミクちゃん
飾らないご様子の、笑顔での自然なお話し振りが楽しい!
ちなみに話題は眼鏡女子いいよね!とかそんな話をww

その後、最初に案内してくれた、キリッとした雰囲気が素敵なメイドさんもお声を掛けてくださって。
この方のお名前はアヤメさん(ちゃんじゃないんだよなぁ、さんなんだよなぁ・・・)
彼女は紅茶のアドバイザーの資格をお持ちとの事。ますます正統派、本格メイドさんだ・・・素敵・・・。
でも、お話ししてみたらお茶目さもあって、そのギャップが大変可愛らしい方。

その後、ヒカルさんという方もお話ししてくださったのですが、とても向上心と探究心がおありでね。
メイドというお仕事に向き合う姿勢がとても素晴らしい!
そのひたむきさに心打たれながら、会話がとても楽しかったのです。

あともうお一方、メイドさんが店内にいらしたと思うのですがご挨拶できず。
この日は、平日日中なのに結構店内混み合っておりました。人気店ですね。

折角なので、最初にお話ししたミクちゃんにチェキをお願い。
本当は皆と撮りたかったな・・・というくらい、皆さんそれぞれの個性が際立っていて、とても楽しかった!!

そしてお会計。ポイントカードも作っていただきました。
帰ろうとすると、ドアはアヤメさんが開けてくださるのよ!お見送りまで抜かりなし!!
「それはわたくしの仕事です」と仰るお姿に、帰り際なのに一段と高まる心。
素敵な対応に感動しつつ、お礼を言っておいとましました。

ああ・・・こちらも、とてもとっても良いお店でした・・・
クラシカルで物静かなお店かと思いきや、お声掛けがたくさん・・・
落ち着きと楽しさの両立・・・ねぇこんな素敵な事ってある??どうしよう。

っていうか名古屋いいね?というか良すぎるね?
ということでまた続く。

(ちなみにメイリーフでもモンパの話をしたよ!)

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その6>光差す本棚に素敵がありったけ詰まった 大須「コモレビフィーカ」

【2023年5月・3日目/2軒目】
さて。前回書いた通り、モーニングで満たされて、今日のカフェツアーを開始する事に。

今回はちゃんと調べて、無謀に歩くとかはいたしません。バスに乗って参ります。
ということで向かったのは、大須にある「コモレビフィーカ」。
前の「スターリーフォレストアキハバラ」、今は「BLUEEGG AKIHABARA」の、かふかちゃんという方からお聞きして、気になっていたお店。

バス停を降りて、住宅と商店が並ぶのんびりした街並みを歩くことしばし。
商店街の入り口に看板を発見。
エレベータを上ると、雑居ビルの中とは思えない、良い意味での違和感ある扉が・・・。
可愛らしい雑貨屋さんのような入り口で、余り緊張も感じずに、すいっと中へ。


店内は、雑居ビルのワンフロアとは思えない、木調の落ち着いたインテリア。
壁が一面本棚になっていて、沢山の本が置いてあるのが印象的。
窓が大きくて、自然光が沢山入ってとても心地良い空間・・・。
聞くと、店内にはオルゴールがあって、時間になると演奏が始まるのだとか。
(この時は時間が合わずに聞けず。本当に残念)



席に着くと、まずシステムのご案内が。
入館料として1回300円、それにタイムチャージが1時間700円。
そして1時間ワンドリンク制とのこと。
初来店の時だけ選べるセットというのがあり、チャージ1時間分+ドリンク+チェキで2300円とのことなので、そちらをお願いする事に。

店内の黒板には、この日の限定フードメニューやお茶のメニューが書かれていて、こちらも心惹かれる・・・。

ちなみにここでは、女性客は「マダム」と呼ばれるんだそうです。
そんな呼ばれ方生まれて初めてで、めちゃくちゃときめくよね・・・。

最初に対応してくれたメイドさんもちこちゃん
お名前の由来など聞いていたら、カウンターの中のキッチン担当の方(後でお名前を伺ったら、みずきさんと仰る方でした)から笑顔で「もちこさん、お話が楽しそうですけれど、最初にオーダーを通してからお話ししてくださいね」とご注意が。
「あぁ〜すみません!ついつい!」と慌てるもちこちゃん。

この、注意をする方も受ける方も笑顔のやり取りが、このお店の世界観にとてもマッチしていてね・・・。
物語の一場面のようで、めちゃくちゃ良い瞬間に立ち会わせていただいた気分。
初っぱなから心が掴まれてしまったよ。

ドリンクは、この日のお勧めだったエルダーフラワーティーを頂きます。
マスカットのような爽やかな香りが、初夏にぴったり。


小さいお菓子が付いてくるのが、いかにも名古屋風で可愛い。

お茶を楽しんでいると、もう一方メイドさんがお越しに。
いらしたのははすみちゃん

この方はメイドカフェ・コンセプトカフェがお好きだそう。
なんと、東京ではハニハニにも行かれたことがあるとか。一気に湧き上がる親近感。

メイドカフェの話が出たよね、ってことでここでもモンパを宣伝
我ながら良く訓練された常連客だなぁ。
(全然話は違いますが、メイドカフェでモンパの話をすると、「ああ知ってます!前に来た方が話してました!」って言われる事が何度かあって、客の皆さん頑張ってるな・・・とほっこりする)

もちこちゃんも、はすみちゃんも、そしてみずきさんも、応対にどこかおっとりした所があって、その温かみある応対に心が和む・・・。

折角なので、もちこちゃん、はすみちゃんとチェキを撮っていただきました。
お二人ともお絵描きも上手!

楽しい時間はあっという間に過ぎて、そろそろおいとま。
笑顔のお二人から丁寧なお見送りを受けて外へ。
ああ・・・すごく良かったなぁ・・・。

自然光が沢山差し込み、風が通る店内には大きな本棚に本がたっぷり。
そこにおっとりしたメイドさんが笑顔でいらっしゃる。
本当に私の大好物が詰まった空間だったよなぁ・・・
それが雑居ビルにあるというのが、秘密基地のような感覚でまた心をときめかせるのよ・・・。

是非もう一度遊びに来たい・・・次は本棚から好きな本を抜いて眺めたりもしたい・・・オルゴールも聴く・・・と心に定めつつ、商店街に進むのでした。

続く。