バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

アカシウス寄宿舎学園 メルちゃんのこと

【2024年2月】

先般、池袋の魔法学園コンセプトカフェ・アカシウス寄宿舎学園メルちゃんが、2月24日で卒業する、というお知らせがあった。
それを見た瞬間、心がギュッと塞がれるような気持ちになった。

こういったお店のキャストさん、メイドさんはいつかお店からいなくなる。
似たような事は今迄にも何度も経験してきたし、その都度寂しさを覚えながら見送ってきた。
でもメルちゃんは何となく、ずっとアカシウスにいてくれるような気がしてたのだ。
メルちゃん・・・。

メルちゃんがアカシウスからいなくなる。
そんな時期に、私ときたら、家にいる分には問題なくても、外出したらその瞬間から体力ゲージがだだ下がりになるという、最悪の体調が続いていた。
すぐに座りたくなるし、座ったら横になりたくなる。

でも、メルちゃんには会ってお別れしたい。
Xのリプでメッセージを送るとか、それだけではお別れしきれない。
なので、自分に「大丈夫出来るやれる・・・」と言い聞かせて池袋へ。

思い返せば、初めてメルちゃんに出会った時。
まるでホテルのコンシェルジュか、デパートの案内嬢かと感じられるような、穏やかでにこやかな口振り、上品さを帯びた対応は際立っていた。
そのホスピタリティあふれる接客ぶりに、初っぱなから心を鷲掴みされたのを覚えている。

かと思えば、メルちゃんは結構強めのトークも出来る方で。
私のお気に入りのエピソードは、私が次女を連れてお店に行った時の事。
私「次女もこのお店でバイトして欲しいなぁ・・・ここなら安心だし」
メルちゃん「え〜働いて欲しい!すっごい可愛がりますよぉ」
娘「え・・・でもお母さん来るでしょ。嫌だ」
私「そりゃ行くよーアカシウス好きだもの」
メルちゃん「あ〜そっか!そしたら、娘ちゃんが働いている時だけ、お母さんは出禁で!(ニッコリ)」
私「ちょww出禁ってwww」
思わず手を叩いて笑ってしまった。
今でも折りに触れて、この場面を思い出しては笑ってしまう。
こういう巧みな返しが出来る方なのだ、メルちゃんは。

メルちゃんは、私がお店に行くといつも、輝くような笑顔で出迎えてくれて。
私の話も楽しそうに聞いてくれて、自分の好きな事についても、笑顔でお話ししてくれて。
メルちゃんは、私の娘くらいの年齢なのに、会うといつもお友達のような感覚で話せて、会話はいつもとても楽しかった。

メルちゃんは、会話が上手というだけではない。
各席で、ドリンクが足りているかどうかを常に気にして、小まめに声を掛けていたり。
お話し中にも、店内の様子にもそれとなく気を遣う事は忘れず、来店した方がいらしたり、他のテーブルでご用のある方がいらしたら、会話を自然に収めて、その対応に入ったり。
他のキャストさんにも、先輩としてさり気なく的確な指示を出していたり。
とにかく、お店にいる瞬間瞬間が、ホスピタリティの塊という感じの方なのだ。

私は、色々な楽しいお店を回るのが好きで、それぞれのお店に素敵なメイドさん、キャストさんがいるけど、メルちゃんの、おっとりした上品さと明るさ、気遣いを兼ね備えた接客は、本当に唯一無二だと思う。
その素敵な接客を受けてきたのだから、やっぱりちゃんと会ってお別れがしたかった。

メルちゃん卒業の日は予定があった為、お別れに伺ったのは卒業前週の土曜日。
週末の池袋は、言わずもがな混んでいる。
人混みの中、体調は最悪ながら、何とかお店にたどり着く。
ドアを開けると、初めましてのキャストさんが「お好きな席へどうぞ」と朗らかに案内してくれて・・・と思ったら、メルちゃんが「あ〜!バーバラさーん!」と、文字通り飛んできてくれたよ・・・(泣)

どうしてもお別れが言いたくて来たけど、体調が悪くて、申し訳ないけどご挨拶とチェキだけでおいとまする事をお伝え。
メルちゃんは「今日、丁度バーバラさんの事をお話ししてたんです!すごく会いたかったんです!」とも言ってくれて、それだけでも感無量・・・。
(来店直後にいきなり涙ぐむオバさん、大分怖かったと思う、ごめんなさい皆さん)

 
大好きなピンクスプラッシュ=ピンクグレープフルーツソーダをいただきました。爽やかうま。

ご一緒にチェキを撮ってもらって(距離近め!女子特権!)テーブルでお絵描きをしてもらいながらお話しを。
これからの目標の事なども話してくれて、そのキラキラした笑顔が眩しい・・・。
メルちゃんのその上品で明るい笑顔は、どこに行っても通じる、最強で最大の武器だと思う。

お絵描きもメッセージも、とても心がこもった、本当に宝物のチェキをいただいて、お会計しておいとま。
30分もいられなかったけど、メルちゃんに会えて、挨拶出来て本当に本当に、良かった。

お名前お聞き出来なかったけど、男装しているキャストさんが話し掛けに来てくれたのも、とても嬉しかった。
メルちゃんが「この子が本当に面白いんですよ〜」と、嬉しそうに話している姿が本当に印象的だった。
これからのアカシウスも、メルちゃんが育てたキャストさん達がいてくれるなら、楽しい場所に違いない。
また体調が戻ったら遊びに行きたいな・・・お茶をいただきながら、のんびりお話しがしたいなぁ。

そして、帰り際には、メルちゃんが「すごく嬉しかったです!ありがとうございました!」「本当に気をつけて下さいね」と、最後まで気遣いある挨拶をしてくれて。
泣きそうだったけど、笑顔でお別れ出来て、良かった。

 
メルちゃんのお見送りでここを降りるのも最後・・・


(ちなみにそれから倒れたりする事無く、なんとか無事帰宅出来ました。めでたし)

そして以下、メルちゃんへの私信。
私には、メルちゃんが新天地で、青空の下、輝くような笑顔で活躍している姿が、既に見えるような気がしています。
この世界のどこかで、メルちゃんが元気でいてくれて、その笑顔を絶やさないでいて欲しいと、心から願っています。
どうぞ、ずっとお健やかでいてください。今迄本当にありがとう!