バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その5>名古屋の朝はぴよりんモーニングから

【2023年5月・3日目/1軒目】
しっかり睡眠を取り、目覚めの良い朝。
泊まったホテルに大浴場があったので、朝からお風呂に入って温まり、すっきりサッパリした旅行最終日。
身支度を済ませて、ホテルをチェックアウト。

途中、これからお仕事です!という人達がオフィスに向かう様子を見て、頑張れーと思いつつ、名古屋駅へ。
駅に着いて、巨大マネキンのナナちゃんを発見。嬉しくて写真を撮ったり。


場所を把握してなかったので、正に突然現れて「いた!!!」という感じだった。


そして荷物をコインロッカーに入れて身軽になって、まず行くのは名古屋名物モーニング。
前日に、ネットで「名古屋のモーニング」で検索して、行きたいお店があったのよ!

それは名古屋の駅構内、「カフェ・ジャンシアーヌ」。
まだ10時前だというのにお店は順番待ち。
一人だったので、さほど待たずに中に案内されました。
食べたかったのは「ぴよりんモーニング」!!!

ぴよりんとは、今回の旅行で初めて知ったんだけど、名古屋の名物スイーツであるらしい。
ぴよりんモーニングというのは、ドリンクとトーストとサラダで構成される一般的なモーニングに、ぴよりんが1個(1匹?)ついてくるというもの。
これは食べたいでしょ!

ということで待つ事しばらく。お盆が運ばれてまいりました。
なんと、トーストにもぴよりんの焼き印が押されている・・・可愛いな・・・。
(ちなみに、オプションであんこが追加できます。私は勿論付けました。)

 

 

まずはパンから。バターでぴよりんを塗り込めて、あんこを乗せていただきます。小倉トースト
おおーこれはおいしい。バターとあんこは合うな!
そしてパンそのものがとてもおいしい。
昨日の岐阜のパンもおいしかったし、モーニング文化がパンのレベルを底上げしているのかも。

さて、ヨーグルト、サラダと食べ終えて、いよいよ対峙するぴよりん。
個体差があるのでしょうが、私の所に来た人は、心なしか傾きがあり、ちょっと小首を傾げてこちらの顔を見ているようにも見える。
食べづれーーーー!
でも食べるけど!

 


食べるの・・・?って言ってる顔。


ぴよりんの中身はプリンとババロア。柔らかで優しい甘さ。
朝から頂くのに丁度良い軽さであっという間に完食。大変おいしゅうございました。(合掌)

満足の心持ちでお会計を終え、店外に出てみると、テイクアウトでぴよりんを求める人々の列が。
ていうかさっきまでガラスケースにみっしりいたぴよりんが、かなりいなくなってる!
すごいねぴよりん!


これは開店前。食べ終えて出て来たら、上段の群れが残りわずかになってました。


お腹も満たされたので、さぁ今日のお店巡りが始まるよ!
ってことで続く。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その4>鶴舞の幸せな夢、シークレットチェンバー

【2023年5月・2日目後編】
さて、夜景と夜風を楽しんで、良い気分の所で、今回の旅の最大の盟友・GoogleMap先生にこの後の行き先の経路を聞くんですけど。
バスで行くらしい。
しかし、バス乗り場が・・・どこか分からない・・・
(この時は画面上で位置情報がうろうろしてた。そもそもバスが出るのも、地下なのか地上なのかそれ以外なのかよく分かんないし・・・)

電車だと、鶴舞という駅が最寄りのようだけれども、ここから徒歩でも20分位らしい。
じゃあ、散策も含めて歩きますか。ということで。
テレビ塔中部電力 MIRAI TOWERね)を背にてくてく歩く事しばらく。

栄の賑わいから、夜になって少し人通りも落ち着いた感じのビジネス街や、大きなマンションがある地域を通り過ぎ、いよいよこのあたり。という所まで到達。

ここを曲がるらしいぞ。というその角の先は、なかなか薄暗い。
やや不安な心持ちで先へ進む。
そしてGoogleマップによるとこのあたりだが・・・?って所を見てみたら。
見過ごしてしまいそうな控えめな光量の店構えがあったよ。
ここかーー!

 


Googlepixelの性能が良くて結構明るく映ってるけど、実際はもっとしんみりとした光量(体感)


という訳で、たどり着いたお店は「シークレットチェンバー」。
各氏のお勧めで上がってきたお店、是非行ってみたかったの。

ということで、街に馴染む佇まいの扉をそーっと開けてみたら。
!!
中に「いかにも執事さん」という雰囲気の男性がいらしたよ。
おおおこのパターンは初めてだ!!!なんだかとても邸宅な感じ!!!

まずは、執事さんによる、手の消毒と検温が。
(一生懸命歩いて来て、体温上がってたからはじかれるか?と思ったけど大丈夫だった。良かった)

そして、二階へ上がるよう言われたので、階段を上ると。
入り口の慎ましやかさから想像出来なかった、落ち着いた応接間のような空間が広がっているよ・・・!

そして、ロングワンピースに白いエプロン姿のメイドさんによるお出迎えが・・・。
なんだかとても良い所の奥様になったような心持ちになり、すました顔で着席。
(さっきまでGoogleマップ見ながらあたふた歩いていたのにw)

本棚の柄の壁紙が貼られた店内。
テーブルや椅子などの調度品は、ヨーロッパ風で、重厚感があってとても素敵。
テーブルに、レースがあしらわれた真っ白なクロスが掛かっているのも素晴らしい。
(これを、こんなにきれいな状態に保つのはさぞ大変な事と思う)

初めての訪問か聞かれて、今回初めて来たことをお伝え。
システムやメニューについて説明いただく。チャージが1000円で、更に1時間毎にワンオーダーが必要とのこと。

メニューを見ると、紅茶の種類が色々あって心が惹かれまくるけれども。
何しろ今は(まぁまぁの早足で歩いて来たので)あっっつくて仕方ないので。アイスティーをセレクト。
1000円で2杯頂けるのだそう。お得感!

説明をしてくださったメイドさんスミレさんとおっしゃる方。
後で確認したらまだ新人さんであったらしい。
一生懸命さのあるご様子が微笑ましく、可愛らしい。

私の座っている席の脇にはソファ席があり、男性の方が紅茶を楽しみつつ、メイドさんと軽い会話を楽しんでらっしゃる。
そのやり取りの落ち着いた空気感が、とても良い・・・。

傍らのサイドテーブルの文庫本など眺めつつ、待つ事しばらく、テーブルにアイスティーが。
一緒に、フィナンシェが添えられておりました。

グラスにストローを挿すと響く、氷の音まで涼やかで美しい気がする。
そうしていただいたアイスティーは香りが良く大変美味しい。
それからフィナンシェもひとくち頂く。これがまた素敵に美味でね・・・。
さっくりとした口当たりと言い、少し洋酒の効いた味わいと言い、素晴らしいお味でした。

 


このテーブル上、見ているだけでときめく光景


そうやってお茶とお菓子を楽しんでいると、先程とは違うメイドさんが声を掛けてくださる。
「旅行で来た」こと、「ここのお店を勧めてくださる方がいらしたので来てみた」ことをお伝え。
「嬉しいです」と仰るその様子がまた奥ゆかしい。
こちらのメイドさん静さんとおっしゃる方で、なんとも物腰が美しい方。
控えめなご様子ながら芯のある雰囲気、そして一朝一夕には身につかないであろう敬語遣いに、ホスピタリティクラスタの胸が高鳴る・・・。

でもって、そんな素敵なメイドさんに、私の心の実家・モンパの話もしてきたよ!
にこやかに聞いてくださって嬉しゅうございました。

今日の思い出を記念に残したく思い、静さんにチェキをお願いする事に。
ちゃんとリングライトも用意されて、万全の体制でツーショ撮影。

しばらく待っていたら、お絵描きをされたチェキが出来上がってきたのだけれども、これがまああああああ繊細。
こんな可愛らしくて繊細なチェキは初めて見たよ!!

感動しつつ写真を撮っていると「SNSには上げないで下さいますようお願い致します」との一言が。
ええ誰にも見せません、宝物に致します。

 


廊下にあったこの美しい絵、なんと静さんがお描きになったそう。


そしてあっという間に1時間が経過し、そろそろ出発する事に。
お会計をして、メンバーズカードも作っていただきました。
静さんとスミレさんの丁寧なお辞儀を受けておいとま。

そして、再度Googleマップに頼りつつ、最寄り駅へ。
いやあああすごく良かったなぁ。

あの秘密の隠れ家のような雰囲気と、執事さんらしい・メイドさんらしい接客応対に触れて、他ではちょっと味わえない体験をしたよな・・・と、余韻に浸りまくるホテルへの帰り道。
行ったのが夜だったのも良かったかも。
とても素敵な夢を見せていただいたような、幸せな時間でした。
(思い返してまた幸せになっている)

ということで、大変幸先の良い名古屋のお店巡り。
明日に続く。

(・・・とかとか書いてたらシークレットチェンバーさん、9月でお店を閉められるとの事。

何とも言えない思いが心の中に渦巻いています。せめてもう一回行けたらいいな・・・)

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その3>岐阜のモーニングと栄のダンジョンに圧倒される日

【2023年5月・2日目前編】
さて。旅行も二日目。
体調が悪いといいながら、何とかかんとか復調して。翌日。
この日はまず、岐阜在住の友達(出会ってから30年超え!)に会う予定。

新大阪駅であたふたとお土産物を購入し、岐阜駅へ。
岐阜駅って生まれて初めて降り立ったんですけど、駅前にいきなり黄金の像があってビビる。
(こちら織田信長像だそう。歴史とニュースに疎くて知らなかったけど、こないだキムタクがパレードに来たのがこの地だったと後で聞いた次第)


以前、妹が名古屋に住んでいて、その時に「モーニング文化は名古屋が有名だけど、豪華なのは岐阜」と聞いていて。
一度行ってみたかったんだよね!岐阜モーニング!

そして友達が連れて行ってくれたパン屋さんのモーニングがすごくて。
色々な種類のパンがこれでもかという位並んだプレート!
キッシュからデニッシュからトーストから、あらゆる種類が並んでてこれは楽しい!そしてどれもおいしい!
でも食べきれない!・・・と思ってたら、ちゃんとお持ち帰り用のビニール袋も頂ける親切さ。


パンが!どれも!全部うまい!


食欲を満たしつつ、久し振りのお喋りを存分に楽しみました。

その後、友達に送ってもらって、再度岐阜駅へ。
そこから今日の宿泊地、名古屋駅へ参ります。

そこから地下鉄に乗り換えてホテルへ。
落ち着いちゃうと動けなくなってしまいそうだ・・・ってことで、荷物を置いて休憩もそこそこ、再度外出。

まだ体調が万全ではないので、身体に優しい物を頂きたい・・・。
ということで、ネットで見つけた栄のおかゆ専門店に行くことに。

栄という場所も、行くのはこれが初めて。
路線バスで向かったのですが、オフィス街っぽい街並みがあったと思いきや、ハイブランドの大きな看板が出て来たり、色々な要素が混在しているのが新鮮できょろきょろしてしまう。

そして栄に到着。デパートが建ち並び、見た事のない街灯が立っていてわくわくしますね。


不思議な形の街灯とか、街路樹に提灯のようなランプが付いているとか、道路の車線が多いとか、なんだか「AIが描いたニッポン」みたいで景色が楽しい。


そして、目指すお店は地下とのことなので、目に付いた階段から地下に降りてみると。
いきなり現れる、光り輝くオーロラ色の柱が立ち並ぶ広場。
傍らの案内図を見ると、限り無く広がる地下要塞。

 

https://www.nagoya-info.jp/upload/features/large/7911291905e605ba67737f.jpg画像は案内サイトから借りてます。地下に降りていきなりこの広々空間。

これはすごい、一日二日じゃ太刀打ちできなさそうな広さ。
私が庭と思ってる、船橋ららぽーとも大概魔宮だけど、あれは地上だし複層階。
しかしここはずっと地下・・・どこまでも広がる地下の魔宮・・・。

端から端まで歩いたらすっごく楽しそう、と思いつつ、まずはおかゆのお店で腹ごしらえ。

 


梅とササミと青じそとみょうがのおかゆ・・・滋味深くて体力が養われる・・・


食後、地下をふらふら歩いていたら、案内表示にオアシス21の文字が。
確か、名古屋についてネットで調べてた時、この場所があったような?

ということで、案内表示に従って進む事しばらく。
なんだか開けた場所に出たよ。おかしいな地下にいたのに。

そこは、謎の大屋根がある空間。
見たらエレベータがあったので、乗り込んでみると。
エレベータの扉が開いたら・・・
何これめちゃくちゃお洒落スポットじゃないの!!

 


足元には光る床。(昔のモンパを思い出すね!
フロアの中央には水が流れる池のような空間があり、そこに映る名古屋テレビ塔(と思ってたけど、本名は「中部電力 MIRAI TOWER」だそうです)が美しい・・・。
素晴らしい夜景に囲まれて、涼しい風に吹かれて、とても心地良い空間。
ここは「水の宇宙船」という場所だそうです。
昼間も良いのかもだけど、夜に来て良かった!

家族連れやカップルが多々いる中、一人で夜景を撮りつつ自撮りもしつつ、名古屋の夜の景色を楽しみます。
テレビ塔中部電力 MIRAI TOWERね)を一度見てみたかったんだけど、本当にここはベストポジション。高まるーー!

一通り夜景と自撮りを楽しんだ所で、階下へ。
この後行ってみたいお店があるんだよ!

続きます。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その2>コミュ力の偏差値高めな、あっとほぉ〜むカフェ大阪本店2階

【2023年5月・1日目後編】
さて、お笑いの殿堂から出て、次なる予定へ。

@ほぉ〜むカフェ大阪本店って、なんばグランド花月から徒歩の距離なのね!
雨の降りしきる中、とことこ歩いて行ってみたんだけど。
なんと!順番待ちが発生している・・・。

実はこの日、hitomiさんが出張お給仕されていたのよ。
あわよくばお会い出来るかも!とか思ってたけど甘かった。さすがの人気ですね。
こちらは1〜3階があるそうですが、2階に順番予約を入れて(サイトから順番予約をして、番号が近くなったら再度行くという方式)、界隈を散策。

 


何しろ雨で湿気がすごいのと、寝不足でなんだか体調はよろしくない。
でもなんだかんだで1時間程経ち、順番が来たのを確認してお店に戻り、店頭で待つ事に。
対応してくださる妖精さん(=スタッフの方)も、こちらはなんだかフレンドリー。

そしてちょっと驚いた事。
入り口で待っている間に、メイドちゃんが付近を通ると、みんなこちらを見て「おかえりなさいませ!(ニコ)」って挨拶してくれるのよ〜!
この対応は嬉しい!すごく素敵ーー!来て良かった!

そしてしばらく待ってたら中へご案内。
「おかえりなさいませ、お嬢様!」っていつ聞いても良いですね。
パステルカラーのメルヘンの世界、可愛らしい店内にカウンター席が並び、前にステージ、というお店の構造はアキバにある各店と同じ。

そしてご案内してくれたのはめいかちゃん
チョコの国からやって来た、と自己紹介してくれたのですが、後でTwitterのプロフィールを拝見したら、めいか=銘菓なのね。ネーミングセンスが素晴らしいわ!

 

 

彼女がとても色々お話ししてくれて、「chimさんが大好きで、今日お給仕が一緒になれたのがすごく嬉しい」とか「hitomiさんがこちらに来られた時にお話ししてくれるので、知ってもらってる気持ちになってる」とか、仰る事がいちいち可愛い。
先輩メイドさんに憧れている、キラキラな気持ちが伝わってきて、その輝きが眩しい・・・。

しかし。
さっきまで蒸し暑さの中にいて、ここの席はなんだかめちゃめちゃ冷房が当たる席でお寒い。
でも満席で席は替えられない・・・
いかちゃんにちょっと風が寒い事を伝えたら、速攻でブランケットを持って来てくれて、「冷房もめちゃめちゃ弱めてもらいました!」って。
対応がスピーディーで親切・・・本当に有り難い・・・(泣)

今回頼んだのは、おなじみ「ふりふりしゃかしゃかみっくすじゅーちゅ」。
メイドちゃんがシェイカーを振るのに合わせて「ふりふり!しゃかしゃか!」とコールする楽しいメニュー、ご一緒してくれたのはろじかちゃん。笑顔でご一緒にコールをして、萌え萌えの愛込めもがっつりしてもらいました。

 


毎回全力で掛け声やります。楽しい。大好き。


その後、ご案内してくれためいかちゃんとチェキもお願い。
めいかポーズというのがあるそうで、一緒にチェキにも収まって嬉しいです。

お絵描きが終わったら、チェキを台紙に挟んで持って来てくれたのですが、私がhitomiさんに会えなかったことを話していたので「この台紙に、hitomiさんの写真が載ってるので、少し会えた気持ちになるんじゃないかと思って・・・」って渡してくれたのよ・・・おばちゃんは感動したよ・・・(また涙)

途中、しゅがあちゃんという方もお話しに来てくれたのですが、彼女は入り口の所で待っている時「お帰りなさいませ!」と、とびきりの笑顔で挨拶してくれてたお嬢さん。
とても気になっていたので嬉しい。

旅行中で、一度大阪にご帰宅してみたかったの。とお伝えしたら「ええ〜そうなんですか!遠いのに、ありがとうございます!嬉しい!」と仰ってくれるのよ。
帰り際には「もうご出発ですか・・・」と、名残惜しそうな顔をしてくれるのも心を掴まれたよ・・・。なんだか初めて会った気がしない、親しみやすさがある方でした。

ということで、お時間も良い頃合いでそろそろおいとま。
お見送りは何と外に出て階段の所まで!
アキバかな?ハニハニかな?と思ったよ。嬉しゅうございました。

ということで、大阪のお屋敷すごく良かったのですよ・・・。
アキバのお屋敷も、王道!って感じで楽しくて好き。
しかし、大阪は「もう半歩踏み込んだ感じの、サービス精神とコミュニケーション」がある感じ。
それはもしかしたら、コミュ力満点の「大阪のオカン」に育てられたお嬢さん達だからなのかしら?
・・・と思ったりしたのでした。

hitomiさんにお会い出来なかったのは残念だけど、大阪のメイドちゃんの優しさ楽しさに触れて、とても大満足な訪問でございました。

ということで、更に続く。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その1>生まれて初めての、なんばグランド花月

【2023年5月・1日目前編】
昨今、働き方改革云々という議論が喧しい。
時間給で働くしがないパート主婦には縁がない話よ・・・と思っていたら、その改革の一環なのだか、私の勤め先がパートタイム主婦にもリフレッシュ休暇をくれるという話が!

それを受けて、旅行に行く予定を立てて、休暇の申請もしていたのだが、それが諸事情でリスケになってしまって。

申請していた休暇の日程、ぽっかり予定が空いてしまった。
別に休暇の申請を取り下げて、上げ直しても良いんだけど、再申請もちょっと面倒だな・・・
そうだ!一人で旅に出よう。と思い立つ。

こういった楽しいお店を巡る活動をしていると、同好の士の皆様から、東京以外の楽しいお店の話を聞く機会が多々あるのだ。
特に大阪と名古屋が楽しいらしい。
えーーーそれは行ってみたいじゃないの。

ということで、リフレッシュ休暇は大阪・名古屋一人旅に決定。
一人で旅行に行くなんて学生時代以来だよ。なんだかドキドキするね!
(その間、家族は家事を自力でやるのだ。頑張れ家族。)

ってことで、準備にあたふたと日々を過ごし、いよいよ当日。
当日は早起きして、これまた生まれて初めて使うスーツケース(この日の為に購入)をゴロゴロ転がしつつ東京駅に向かい、新幹線で新大阪へ。
のぞみ号速いね。あっという間ですね。

 

天候はあいにくの雨。
そちらこちらから聞こえる関西の言葉と、皆右側に立っているエスカレータに「来たぜ大阪・・・!」と気持ちを高鳴らせつつ、荷物をホテルに預けて大阪の街へ繰り出します。
それにしても雨は続く。
なんとこの日から梅雨入りしたそうで。日頃の行いよ・・・(泣)。

最初に向かったのはなんばグランド花月
私は、「吉本新喜劇」というのを、産まれてこの方見た事がない。
「一斉にコケる」とか「お約束ギャグがある」とか、そういう事はほんのり聞いて知っている程度。
それと考えてみたら、漫才についても、ライブで見たことは一回もなかったりする。
折角大阪に来たのならば、生のステージを見てみたい!
ということで、最寄り駅まで地下鉄で向かう事に。

 


これが噂の・・・!という気持ち。写真には写ってないけどロビーは大混雑。


駅からアーケード街を通り抜けて到着した劇場は、平日なのに大層な賑わい。
窓口のお姉さんに初めて来たことを告げて、チケットを購入。
JAFの割引があって少しお安く買えました。

そして場内に入ると、2階席の後ろから数えた方が早いくらいの席。でもステージは案外見やすかったのよ。
程なく公演が開始。こちら、前半が漫才、後半が新喜劇という構成。


入り口の所で立って呼び込みをしていた、佐久間一行さん。
この方のフリップ芸もすっっごく面白かった


漫才では、どの芸人さんも、テレビでは正直「まあ普通」と思ってた人達がすっっごく面白い。
というか、「西川のりお・上方よしお」がこれだけ面白いとか、衝撃的だったわ。
ごめん昔の人だとばっかり。

中でもメッセンジャー(ごめんお笑い余り知らないので存じ上げなかったのですが)のネタが一番好きでした。
「ケンミンショーの"東京VS大阪”というテーマの時、インタビューするのが東京では白金台の奥様で、大阪では新世界のヒョウ柄のオカン」とか(ケンミンショー見てるのですごく刺さるww)
「大阪のオカンは絶対に死なない。台風の夜に用水路を見に行っても、用水路の排水の所にスッポリはまり、栓になり生き残る」とか最高でww

休憩を挟み、後半の新喜劇は、思い切り昭和のコント。しかしそこがいい。
「警察が、捜査で張り込み中、望遠鏡で着替えを覗く」というあたりめちゃくちゃベタなのだが、伏線と回収の流れでがっつり笑わされてしまう。

でもって思った事。
1)観客のボルテージが高い
見に来ている観客が、皆「笑う為に来ました!」という熱量が高い。
例えば、映画館でコメディ映画などを見ていて、笑うっていっても「クスクス」「フフフ」程度じゃない?
ここは違うのよ。お隣のお兄さんも後ろの席のマダムも、全力で「アーッハッハ!!」「オーホッホ!」って笑ってる(本当にこう言ってる)。気合いがすごい。
私が「フフ」程度の箇所でも、周囲から聞こえてくる笑いの音量はそれどころじゃない。
これが訓練された観客か・・・。
ちなみに、お隣の席のビジネスマン風のお兄さんは、お仕事があるのか、前半の漫才の途中で退出なさいました。
そこまでして見たかったのか・・・と驚く。

2)家族客が多い
平日午前なのにチビッコ(幼稚園とか小学生とか、更にはもっと小さい幼児ちゃんとか)+パパママ という家族連れが結構いる。
月曜日だったし、運動会などのイベントで振休なのかも。
しかし正直、内容は子供向けでは全然ないと思う・・・(実際、途中で飽きた幼児ちゃんが、パパやママに抱っこされて外に連れてかれていたりしてた)
「お笑いを劇場で見る」という事が「家族の娯楽」として根付いてるという事なのでしょう。
これが英才教育・・・。

3)コンプラ云々をすっ飛ばす豪快さ
コロナだったりセクシーだったり、コンプライアンス的にテレビは無理だろ!というネタのオンパレード。
でもそれが面白くてね・・・
コンプライアンスに関わるから面白い」のではなく、「ネタとして面白い」のよね。

ということで、未知だった笑いの文化に触れて、衝撃だったり感心したり、とても満足。
この公演が、午前、午後、夜と、1日3回やっているという事実に圧倒されるよ・・・。
大阪ってほんとすごいね・・・。

ということで、続く。

中野「リリウム」で、クラシカルと個性の融合に和んできました。

【2023年4月】
なじみの店でまったりのんびり、という、最近の私のメイドカフェライフ。
この頃新しい事をしてないな・・・と思っていた折から、某お嬢様にお勧めされていて、気になっていたお店があって。
行って参りました。

そのお店の最寄り駅は、中野。お店の名前は「リリウム」さん。
中野なんてほぼ降りない駅だよ・・・
数えるほどしか降りた事のないそのうち1回は、次女(当時幼稚園年中さん)を連れて行った、中野サンプラザの「しまじろうコンサート」でした。
次女は高校生、中野サンプラザはまもなく閉館。時の流れを感じます。

そんな中野駅を降りると、派手髪で大きなリュックのお嬢さんがだるそうに歩いてます。
そこから通りに出ると、こちらも派手髪の、私よりややお姉さまな女性が、犬をペットカートに乗せてお散歩しておられます。これが中野・・・!

閑話休題
リリウムさんは平日でも15時から開店しています。主婦層に有り難い時間設定です。

中野駅から、Googleマップを頼りにお店の場所を目指す事しばらく。
到着を示されたその場所は、何とも味わいのあるビル。
昼か夜かというと完全に属性は夜。
そしてお店は地下フロアなんだそうです。

 

 
 この中にメイド喫茶があるってなかなかすごいことなのでは。

まあ私も数多くのメイドカフェに行ってきた身なのでね!
しかしそれでも、中年主婦にはなかなか手強いアプローチです。
余り深く考えないようにして先に進みます。

 

 
 この階段を降りるのがなかなかドキドキ致します。

フロアの奥の方に進むと扉があって、おそるおそる開けると、メイドさんの明るい声のお出迎えが。(ここで少し安心感)
消毒と検温を済ませて店内へ進みます。

 
 看板がとても素敵。

カウンター席とテーブル席があり、カウンター席に案内されました。
ソファのような、座り心地の良い椅子が好もしいです。

メイドちゃん達がお一人ずつ挨拶に来てくれて、更に名刺も下さいました。
これが皆さん、ショップカードのようなカードに手書きしてくれるのよ!
最初から心掴まれます。
この日のメンバーは、はるちゃんむにちゃんかなみちゃん
みんな絵が上手かったり文字が可愛かったり、個性だな〜!

こちらのシステムは、1980円でアルコール+ソフトドリンクが1時間飲み放題。
(22時以降は別料金になるので要注意)
ソフトドリンクのメニューが沢山あってわくわくしますね。
ジンジャーエールの甘口をお願いしました。

面白いのが、こちらは1時間コースを頼むと、お通しが出るんですが。
それがケーキスタンドにチーズやハム、ナッツなどのおつまみが乗ってるんです。
豪華、そしてお洒落。でもケーキスタンドにおつまみって新しいな!
お喋りしながらおいしくいただきました。

 
 ジンジャーエールとお通しのおつまみ。お洒落だけど他では見ないビジュアル。

こちらのメイド服は黒のロングスカートに白のカフスと衿、白の胸当てエプロン、という王道のクラシックタイプ。
しかし、メイドさんの足元がスニーカーだったり厚底だったり。ここも個性!

この日は、私の先に、先客がお一人いらしたのですが、途中でお帰りになり、そこからずっと私のターン!
なんか申し訳ないわ・・・と思いつつ、話が弾みまくってとっっても楽しかった!
そしてドリンク2杯目は、いちごカルピス。(裏メニューらしいww)甘酸っぱさが心地良いお味。

そして折角初めましてだったので、皆さんとチェキを撮ってもらいました。
チェキは、<日付+名前><お絵描きあり><お絵描き+裏面にメッセージあり>と種類があります。
今回は、割と時間がタイトだったので、日付+名前でお願い。

それぞれポーズも変えてチェキを撮ってもらって、距離の近さにときめきますね・・・
そしてなんと、チェキをお願いすると、チェキ帳を頂けるんですって!
更にサインも入れてもらえます。
すごくないこれ?普通ポイントカード満了の特典だったりしない?太っ腹!

結構時間がギリギリになってしまったので、まだマーカーペンの乾かないチェキ帳を手に持ち、乾かしながらおいとま。
3人のメイドちゃんが見送ってくれてお店を後にしました。

こちらのお店、制服はクラシックですが、優雅だったり、しとやかだったり・・・というより、メイドちゃんものびのびしていらして、和やか楽しい!という雰囲気。
かといって賑やかすぎたりうるさすぎたり、という事もなく、丁度良いバランスでした。
とても居心地が良かったです。

中野侮り難し・・・また来よう・・・と思ったのでした。

【今日の総括】
Kちゃんお勧めくださってありがとう!楽しかった〜さすがよ!!

原宿「友達がやってるカフェ」で、コミュニケーション+飲食の新しい楽しさを味わって来たよ

【2023年4月】
今日、原宿の友達がやってるカフェという店に行ってきました。
(以下”TYC”。ロゴなどにもこの表記があったので・・・。)
初めて行っても、お友達風の接客が受けられるんだそうです。何それ面白いな!

昨夜、ツイッターでお店の情報を見かけて、(でも原宿かぁ・・・中年女子にはハードル高いわぁ)と思って、思いつきで同行者を誘ってみたら「いいね行こう」となりました。
その同行者は実妹(私よりキャラが濃くて強い。)
中年女子二人組、表参道の人混みに「ひゃー」となりつつ、お店に向かいます。

通常はフリー入場のようですが、今日はオープン直後で予約制。
お洒落な階段を上り、スタッフの方(この方は普通の対応でした)の誘導で並ぶ事しばらく。
順番が来て、ガラス扉の向こうから「おいでおいで」と手で招かれて、中へ。ここからもう既に親しいww

 
 入り口から大分オシャレ

ドアを開けて入ると、カウンターの向こうで、緑の髪のお姉さんが「こんにちは〜めっちゃ久し振りじゃないですか〜」と笑顔で出迎えてくれます。おお、これが「友達対応」かー!
「あらもうーほんと久し振りね!元気だった?」
「あっという間に大きくなっちゃって!」
「髪の色いいわねぇ、お母さんには言ったの?」と、おばちゃん二人のマシンガントークでお答え。強めに打ち返してごめん。

お姉さんは「あーまだ親に言ってないんですよ〜」と返してこられて、「あらそうなの?じゃあ私お母さんに言っとくわよ!」と更に打ち返します。楽しいです。
そんなやり取りの後、店内の席に案内されました。

 
 店内のネオン。確かに頭文字を取ればTYO。

店内は全面ガラス張りで、白を基調にしたインテリアや、あちこちに置かれた小物もとてもお洒落。
そして渡されたメニューを拝見。これまためっちゃ面白い。
ネタバレになるので多くは言いませんが、どのメニューも「友達に言う」感じの頼み方が出来る!!面白い〜!
(普通にメニュー名で頼んでもオーダー出来るようですが、ここはやはりやるべき事をやりたい。)
オーダーを取りに来てくれたお兄さんに、「いかにもいつも来てる客」風にオーダーを伝えると、「あ、それバッチリです、いい感じに出来上がってます!」と返してくれます。最高だなww

今回、私がオーダーしたのは「いちごオレ」と「パウンドケーキ」。
運ばれて来たいちごオレはミルクといちごソースが二層になって、更にベリーがトッピングされてて見た目から可愛い。これが原宿か〜〜!
パウンドケーキはチョコレートが入っていて、オレンジピールの風味も効いていて美味。結構食べ応えがあります。
妹の頼んだブラウニーも少しもらいましたが、ずっっしりとして濃厚、こちらも美味しかったです。

 
 どちらも大変美味しゅうございました。

滞在中、お隣に座っていらしたお兄さんが、「しょっちゅう来てる客」な感じで店員さんと話してて、(常連さんかな?・・・いやいやここ今日オープンじゃん)ってなりましたww

帰り際には「もう帰っちゃうんですか〜」とも言われて、会計もフレンドリー。
「また来てくださいね!」と見送られて、なんとも楽しい滞在でございました。

でもって以下、思った事。
TYC、若いスタッフが明るく楽しく接客してくれて、気持ち良く過ごせて、とっても楽しかったです。

しかし私達はおばちゃん。
我々は、大体誰とでも友達みたいな感じで話せてしまう。
そういう点ではそこまで普段と違いが無いww
そして、店員さんも、我々のような年齢層の客に、どういうコミュニケーションを取って良いか多分お困りの事もあったと思う、申し訳ない。(ちなみにこれはメイドカフェでもよくある)

なので多分、若くて、店員さんと今迄にないコミュニケーションを楽しみたい!という人が、一番このコンセプトを楽しめそうだわ、と思いました。

それと、私の主活動たるメイドカフェ
ここもまた、コミュニケーションが楽しめる飲食店なのですよね。
ただ、メイドカフェは「ご主人様・お嬢様とメイド」という関係性で、TYCは「友達」という関係性。
コミュニケーション系飲食店の幅が広がるな・・・とわくわくします。

ところで、原宿に行った後に、妹とMonster Partyにも行ってまいりました。
「やっほー!」「いらっしゃいませ〜」と出迎えてくれる、もなかちゃんとゆきちゃん。
妹は、秋葉原の店にも一緒に行った事があって、今回は2回目。
前回は驚いていた様子だったけど、今日は二人の顔にも慣れた様子で良かったわ。

「今日はフレッシュなユニコーンが入荷した」というもなかちゃんの売り文句を聞いて、妹も私もユニコーンドリンクをオーダー。カラフルでいつもながらネオンに映える!

 
フレッシュなユニコーンで作られた映えドリンク

もなかちゃんに「今日、”友達がやってるカフェ”ってのに行ってきたよ!」と報告したら「え?それってうちじゃん」と。確かに・・・。
もなかちゃんは、我々のようなモンパ常連は勿論、初めての人にも遠慮無く(←良い意味だよ!)ガンガン話し掛けていくよね・・・
そういえば、私も最初から打ち解けまくっていた事を思い出します。

https://barbara.hatenablog.jp/entry/2017/11/27/225623

馴れ馴れしい(褒めてるよ!)モンスターとのコミュニケーションも、是非一度皆様にお試しいただきたいです。

 

 
 馴れ馴れしい(褒めてます)モンスターのお二人

ということで、コミュニケーションの振り幅を楽しんだ一日でした。
あー楽しかった!