バーバラの午睡

主婦の気晴らしお楽しみ。例えばメイドカフェとか。チョコミントとか。

働き方改革の恩恵、大阪名古屋一人旅 <その4>鶴舞の幸せな夢、シークレットチェンバー

【2023年5月・2日目後編】
さて、夜景と夜風を楽しんで、良い気分の所で、今回の旅の最大の盟友・GoogleMap先生にこの後の行き先の経路を聞くんですけど。
バスで行くらしい。
しかし、バス乗り場が・・・どこか分からない・・・
(この時は画面上で位置情報がうろうろしてた。そもそもバスが出るのも、地下なのか地上なのかそれ以外なのかよく分かんないし・・・)

電車だと、鶴舞という駅が最寄りのようだけれども、ここから徒歩でも20分位らしい。
じゃあ、散策も含めて歩きますか。ということで。
テレビ塔中部電力 MIRAI TOWERね)を背にてくてく歩く事しばらく。

栄の賑わいから、夜になって少し人通りも落ち着いた感じのビジネス街や、大きなマンションがある地域を通り過ぎ、いよいよこのあたり。という所まで到達。

ここを曲がるらしいぞ。というその角の先は、なかなか薄暗い。
やや不安な心持ちで先へ進む。
そしてGoogleマップによるとこのあたりだが・・・?って所を見てみたら。
見過ごしてしまいそうな控えめな光量の店構えがあったよ。
ここかーー!

 


Googlepixelの性能が良くて結構明るく映ってるけど、実際はもっとしんみりとした光量(体感)


という訳で、たどり着いたお店は「シークレットチェンバー」。
各氏のお勧めで上がってきたお店、是非行ってみたかったの。

ということで、街に馴染む佇まいの扉をそーっと開けてみたら。
!!
中に「いかにも執事さん」という雰囲気の男性がいらしたよ。
おおおこのパターンは初めてだ!!!なんだかとても邸宅な感じ!!!

まずは、執事さんによる、手の消毒と検温が。
(一生懸命歩いて来て、体温上がってたからはじかれるか?と思ったけど大丈夫だった。良かった)

そして、二階へ上がるよう言われたので、階段を上ると。
入り口の慎ましやかさから想像出来なかった、落ち着いた応接間のような空間が広がっているよ・・・!

そして、ロングワンピースに白いエプロン姿のメイドさんによるお出迎えが・・・。
なんだかとても良い所の奥様になったような心持ちになり、すました顔で着席。
(さっきまでGoogleマップ見ながらあたふた歩いていたのにw)

本棚の柄の壁紙が貼られた店内。
テーブルや椅子などの調度品は、ヨーロッパ風で、重厚感があってとても素敵。
テーブルに、レースがあしらわれた真っ白なクロスが掛かっているのも素晴らしい。
(これを、こんなにきれいな状態に保つのはさぞ大変な事と思う)

初めての訪問か聞かれて、今回初めて来たことをお伝え。
システムやメニューについて説明いただく。チャージが1000円で、更に1時間毎にワンオーダーが必要とのこと。

メニューを見ると、紅茶の種類が色々あって心が惹かれまくるけれども。
何しろ今は(まぁまぁの早足で歩いて来たので)あっっつくて仕方ないので。アイスティーをセレクト。
1000円で2杯頂けるのだそう。お得感!

説明をしてくださったメイドさんスミレさんとおっしゃる方。
後で確認したらまだ新人さんであったらしい。
一生懸命さのあるご様子が微笑ましく、可愛らしい。

私の座っている席の脇にはソファ席があり、男性の方が紅茶を楽しみつつ、メイドさんと軽い会話を楽しんでらっしゃる。
そのやり取りの落ち着いた空気感が、とても良い・・・。

傍らのサイドテーブルの文庫本など眺めつつ、待つ事しばらく、テーブルにアイスティーが。
一緒に、フィナンシェが添えられておりました。

グラスにストローを挿すと響く、氷の音まで涼やかで美しい気がする。
そうしていただいたアイスティーは香りが良く大変美味しい。
それからフィナンシェもひとくち頂く。これがまた素敵に美味でね・・・。
さっくりとした口当たりと言い、少し洋酒の効いた味わいと言い、素晴らしいお味でした。

 


このテーブル上、見ているだけでときめく光景


そうやってお茶とお菓子を楽しんでいると、先程とは違うメイドさんが声を掛けてくださる。
「旅行で来た」こと、「ここのお店を勧めてくださる方がいらしたので来てみた」ことをお伝え。
「嬉しいです」と仰るその様子がまた奥ゆかしい。
こちらのメイドさん静さんとおっしゃる方で、なんとも物腰が美しい方。
控えめなご様子ながら芯のある雰囲気、そして一朝一夕には身につかないであろう敬語遣いに、ホスピタリティクラスタの胸が高鳴る・・・。

でもって、そんな素敵なメイドさんに、私の心の実家・モンパの話もしてきたよ!
にこやかに聞いてくださって嬉しゅうございました。

今日の思い出を記念に残したく思い、静さんにチェキをお願いする事に。
ちゃんとリングライトも用意されて、万全の体制でツーショ撮影。

しばらく待っていたら、お絵描きをされたチェキが出来上がってきたのだけれども、これがまああああああ繊細。
こんな可愛らしくて繊細なチェキは初めて見たよ!!

感動しつつ写真を撮っていると「SNSには上げないで下さいますようお願い致します」との一言が。
ええ誰にも見せません、宝物に致します。

 


廊下にあったこの美しい絵、なんと静さんがお描きになったそう。


そしてあっという間に1時間が経過し、そろそろ出発する事に。
お会計をして、メンバーズカードも作っていただきました。
静さんとスミレさんの丁寧なお辞儀を受けておいとま。

そして、再度Googleマップに頼りつつ、最寄り駅へ。
いやあああすごく良かったなぁ。

あの秘密の隠れ家のような雰囲気と、執事さんらしい・メイドさんらしい接客応対に触れて、他ではちょっと味わえない体験をしたよな・・・と、余韻に浸りまくるホテルへの帰り道。
行ったのが夜だったのも良かったかも。
とても素敵な夢を見せていただいたような、幸せな時間でした。
(思い返してまた幸せになっている)

ということで、大変幸先の良い名古屋のお店巡り。
明日に続く。

(・・・とかとか書いてたらシークレットチェンバーさん、9月でお店を閉められるとの事。

何とも言えない思いが心の中に渦巻いています。せめてもう一回行けたらいいな・・・)